東京建物は、国際カンファレンス「RegenerAction Japan 2025(リジェネアクションジャパン2025)」を10月28日・29日の2日間、東京コンベンションホール(東京都中央区京橋)で開催すると発表した。

「リジェネレーション」とは、環境や社会を“持続可能”に保つだけでなく、自然や人間社会そのものを再生・回復させ、より良い未来を創り出すという新しい概念。国際的には「サステナブル」を超える次のステージとして注目を集めており、日本でも関心が高まりつつあるという。
今回で3回目となる同カンファレンスは、「政治」「環境」「人間性」「社会」「文化」「経済」の6分野を横断し、社会のあらゆる側面からリジェネレーションの実践を探る場とする。国内外の有識者やイノベーターが集まり、食や文化、デザイン、スポーツ、企業経営、森林、地域など多岐にわたるテーマで議論が行われるとしている。
トークセッションでは、早稲田大学の入山章栄氏、NAKED INNOVATIONSのRyan Edwards氏、シグマクシスの柴沼俊一氏、BIOTOPEの佐宗邦威氏、JCL TEAM UKYOの片山右京氏、大日本印刷サステナビリティ推進委員会の鈴木由香氏らが登壇し、経営戦略や文化、スポーツ、都市再生などをテーマに討議するという。
会場内では展示・体験エリアも設けられ、食・文化・自然・地域などに関するリジェネラティブな取り組みを紹介する。体験エリアではフォレストデジタルによる世界初のクラウドベース空間VR技術「デジタル森林浴」を導入し、ゴーグルを使用せず没入型の自然体験を実現するとのことだ。

ワークショップでは、「リジェネラティブ・リーダーシップ」や「リジェネラティブな事業探究ゲーム」など、実践的なセッションを通じて参加者同士の学びと対話を促す。また、10月29日には、リジェネレーションの考え方を実践する生産者や企業の食材を使ったオリジナルランチも提供するという。

■「RegenerAction Japan 2025」開催概要
開催日時:2025年10月28日13:00〜18:00、10月29日9:00〜18:00
会場:東京コンベンションホール(東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン5階)
参加費:10,000円(税込・事前登録制)/学生無料
共催:Future Food Institute、一般社団法人TOKYO FOOD INSTITUTE