母子モは、母子手帳アプリ『母子モ』が宮崎県延岡市に導入され、『のべおか子育てナビ』として提供を開始したと発表した。

母子モ、宮崎県延岡市で母子手帳アプリ『母子モ』を提供開始

延岡市は「こどもまんなか・延岡プラン」を基本理念とし、地域全体で子どもと若者の未来づくりに取り組んでいる。今回、冊子版母子健康手帳のデータをデジタル化できる『母子モ』を導入し、こども家庭庁が令和8年度から原則化を目指す電子版母子健康手帳に先駆けて運用を開始したという。

『母子モ』は、予防接種スケジュールや健診結果、地域情報をスマートフォンなどで管理できるアプリ。データはクラウド上に保存され、災害時のバックアップや転居・機種変更時の継続利用にも対応するなど、安心して使える仕組みを備えているとのことだ。

『のべおか子育てナビ』は、妊娠・出産・育児をサポートする機能を多数搭載している。妊婦健診や予防接種の記録、子どもの成長データ管理に加え、出産・育児に関するアドバイスや周辺施設案内、動画による育児支援情報などを提供する。さらに、家族間でのデータ共有も可能で、遠方に住む祖父母などとも情報を共有できるという。

のべおか子育てナビ

また、育児日記機能「できたよ記念日」では、子どもの成長記録を写真とともに保存でき、母子健康手帳の内容をデジタルで補完する役割を担うとしている。災害や感染症流行時など、社会的変化が生じた際にも、アプリを通じて市や保健師からの情報を即時に配信できる仕組みを整備しているとのことだ。