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OTENBAは、未知と共同で「メンズ美容に関する意識調査」を実施し、結果を公表した。
資格男性の約65%が美容施術に興味、しかし実際の利用は16%のみ
「美容施術に興味はあるか?」(n=239)との質問に対し、「非常にある」(13.4%)、「ややある」(51.9%)を合わせて65.3%の男性が興味を示す結果に。

しかし、「実際に通っている美容施設はあるか?」との質問に「はい」と回答したのは15.9%に留まり、興味を持つ人は多いものの、実際に行動に移す人は少なく、5割近い開きがあることが判明。
これは、美容への関心は高まりつつある一方で、実際の利用に至るまでのハードルが依然として高いことを示していると同社は考察している。

■人気施術は「医療脱毛」「AGA治療」が上位、機能性重視の傾向
実際に美容施術を利用している男性38名の回答(複数回答可)では、「医療脱毛」が18名で最も多く、「AGA治療(薄毛・発毛)」が12名で続く。
さらに「メンズフェイシャル」「ホワイトニング」といった清潔感や印象改善に直結する施術も上位にランクインしており、「効果を実感しやすい施術」や「見た目に変化が現れやすい施術」を重視する傾向が浮き彫りに。

■美容施術を利用している人の約半数は「気にせず話せる」、でも2割は「隠したい」派
実際に美容施術を利用している38名に、「美容に通っていることを他人に話せるか?」と質問したところ、「気にせず話せる」が18名(47.4%)と約半数を占めている。
一方で、「なるべく隠したい」「絶対に話さない」と回答した男性も21.1%存在し、まだ社会的な認知度向上の余地があることが伺えると同社は考察。

■6割の男性が「興味あるけど通っていない施術がある」と回答
「興味があるものの、実際に通っていない施術はあるか?」との質問をした結果、「はい」と回答したのは146名(61.1%)に上っている。
現在利用している男性も含め、6割超の男性が具体的な美容施術に関心を持ちながらも、まだ体験していない施術があることが明らかに。

■利用しない最大の理由は「お金がない」が最多
興味のある施術があると回答した146名が利用していない理由として、「お金がない」が89名(61.0%)で圧倒的多数。次いで「情報が少ない」(13.7%)、「恥ずかしい」(11.6%)と続き、経済的要因が他の理由を大きく上回る主要な阻害要因となっている。

■美容サービスでは「男性専用施術」を求める声が41.0%で最多
「こんなサービスがあったら行きやすい」との質問では、「男性専用施術」が41.0%で最も多く、「福利厚生化」(28.0%)、「予約がスマホで完結する」(18.8%)が続く。
この結果に同社は、男性特有のニーズに対応したサービス形態への強い要望があることがわかったとしている。

【調査概要】
調査期間:2025年8月21日~2025年8月28日
調査方法:インターネット調査
調査人数:239人
<参考>
OTENBA『メンズ美容に関する意識調査』