プロロジスは、愛知県東海市においてマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク東海1」の起工式を実施したと発表した。

完成イメージ

開発地は、東海太田川駅西土地区画整理事業区域内で、着工は2025年8月、竣工は2027年5月を予定している。

同施設は、名鉄常滑線「太田川駅」から徒歩8分、同駅から名古屋駅まで最短17分と通勤利便性が高く、名古屋高速や伊勢湾岸自動車道との接続性に優れた立地に位置。

2027年度には、隣接地に西知多産業道路の新インターチェンジ「大田IC(仮称)」が開設予定で、中部国際空港へのアクセスも向上する見込みだという。

位置図

同施設は、敷地面積約72,800平方メートル、延床面積約160,900平方メートルの地上4階建てで、大型車両が各階にアクセス可能なダブルランプウェイや、一方通行でスムーズな動線を確保した中央車路型の設計を採用。

また、最上階にはカフェテリアを2カ所設置し、従業員向けの快適な就業環境を整備。加えて、非常用発電機や燃料タンクを備え、最大7日間の電力供給、30日程度の断水に備えた受水槽など、BCP(事業継続計画)にも対応しているとのことだ。

環境へ配慮した取り組みとして、基礎および鉄骨にはGHG排出抑制資材を採用し、太陽光発電やEV充電設備の導入も検討しているという。

隣接地には、BTS型物流施設「プロロジスパーク東海2」の開発も予定されており、冷凍・冷蔵倉庫等の特殊仕様にも対応するとしている。

完成イメージ(左:プロロジスパーク東海2/右:プロロジスパーク東海1)

■施設概要

名称:プロロジスパーク東海1
開発地:愛知県東海市「東海太田川駅西土地区画整理事業」区域内
構造:地上4階建、鉄骨造
敷地面積:約72,800平方メートル(約22,000坪)
延床面積:約160,900平方メートル(約48,700坪)
竣工予定:2027年5月