高末は、愛知県春日井市において開発を進めてきた「(仮称)春日井物流センター」が正式に着工したと発表した。

物流施設「(仮称)春日井物流センター」が着工

同施設は、東名高速道路「春日井IC」まで約4.8キロメートル、「小牧IC」まで約5.5キロメートルと高速道路へのアクセスに優れており、国道19号線や国道41号線にも近接している。これにより、名古屋市をはじめとする東海エリアの各地域だけでなく、関東・関西方面への広域輸送拠点としての機能も担うという。

施設内には、同社として初となるGTP(Goods to Person)シャトルシステムの導入を予定しており、デジタル技術を活用した次世代型物流センターの実現を目指すとのことだ。

また、トラックバースについては高床式・低床式の両方に対応したマルチバース方式を採用し、多様な車両の接車・荷役に柔軟に対応できる環境を整備するとのことだ。

作業の省力化・省人化により、作業負荷の軽減や人手不足への対応を進めるとともに、保管効率やピッキング精度の向上を通じて、高い生産性と品質を両立したオペレーションを構築していくとしている。

■施設概要

施設名称:(仮称)春日井物流センター
所在地:愛知県春⽇井市田楽町字池ノ上685番3
敷地面積:23,373.26平方メートル(約7,070坪)
延床面積:20,613.06平方メートル(約6,235坪)
倉庫面積:19,818.32平方メートル(約5,995坪)
構造:鉄骨造 地上2階建て
着工:2025年8月
竣工:2026年12月
主な設備:
・GTPシャトルシステム(シャトル式自動倉庫)
・マルチバース方式(高床式・低床式対応)
・垂直搬送機など