日常福祉合同会社は、東京都墨田区京島の「向島橘銀座商店街(通称:キラキラ橘商店街)」にある複合拠点「TACHIBANA TERMINAL」内に、ホステル「1つの風景」を9月1日に開業すると発表した。

同施設は、併設する就労支援施設(10月1日開所予定)に通所する障害者が働く宿泊施設であり、福祉のまちづくりや再生型観光、アートコミュニティを掛け合わせた取り組みとして展開するとのことだ。
「1つの風景」という名称には、「異なることが希望であり、違うことが可能性である」という理念が込められているという。訪れた旅行者が下町の暮らしや障害者との交流を通じて新たな視点を得るとともに、地域住民や障害者も多様な人々との出会いから新しい風景に触れる機会を持つ場を目指すとしている。

「TACHIBANA TERMINAL」は「まちまるごと福祉」を掲げる複合拠点であり、1階には就労継続支援B型事業所、2階にはホステルのほか、まちのデジタル工作室や旅人と住民が集うラウンジを配置する。今後はこどものアートスタジオの開設も計画しているという。
