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パーソルキャリアが運営する調査機関「Job総研」は、357人の社会人男女を対象に「2025年 副業・兼業の実態調査」を実施し、結果を公表した。

■副業経験
回答者全体の357人に、副業・兼業経験を聞くと、「経験あり派」が39.2%となり、内訳は「現在している」が21.6%、「過去にしていた」が17.6%となった。
また、今後の副業・兼業意向を聞くと、「始めたい・続けたい派」が66.7%で過半数を占め、内訳は「今後も続けたい」が22.1%、「今後始めたい」が28.0%、「今後始めたいが事情によりできていない」が16.6%という結果に。

■年収別の副業意識
副業・兼業「経験あり派」の年収別では、「701万~1,000万円以下」が40.9%で最多となり、次いで「301万~ 500万円以下」が40.0%、「300万円以下」が39.4%、「501万~ 700万円以下」が38.6%、「1,000万円以上」が34.4%。
今後の副業・兼業「意向あり派」の年収別では、「501万~700万円以下」が82.9%で最多で、次いで「1,001万円以上」が78.2%、「300万円以下」が77.4%、「301万~500万円以下」が73.0%、「701万~1,000万円以下」が72.7%となった。

■副業収入の実態と理想
副業経験ありと回答した140人に副業で実際に得た収入を聞くと、平均額が5.4万円、中央値が3.0万円、最頻値が1.0万円という結果に。
また、回答者全体の357人に副業で得たい理想の収入を聞くと、平均額が10.8万円、中央値が5.0万円、最頻値が5.0万円となり、実態と理想に乖離がある状況となった。

■副業への不安や懸念
回答者全体の357人に、自分のスキルを活かせる副業を聞くと、「資産運用型」が28.6%で最多となり、次いで「IT・デザインなどの専門スキル系」が27.7%、「オンラインマッチング型」「教育・指導系」が同率で22.7%と続く。
また、副業への不安や懸念を聞くと、「収入に見合わない労力になる」が43.4%で最多となり、次いで「プライベートが犠牲になる」が34.5%、「本業が疎かにならないか」が31.7%となった。

■地方副業への興味
回答者全体の357人に、ゆかりある地への貢献意欲を聞くと、「スキルを役立てたい派」が78.1%で過半数を占め、内訳は「スキルを大いに役立てたい」が15.1%、「スキルを役立てたい」が30.5%、「どちらかといえばスキルを役立てたい」が32.5%。
また、地方副業の意向や興味を聞くと、「興味がある派」が76.5%となり、内訳は「興味があり、やってみたい(既にやっている)」が34.5%、「興味はあるが、やらない・できない」が42.0%となった。

■副業に興味あり・なしの理由
地方副業に興味ありと回答した273人にその理由を聞くと、「空いた時間を有効活用したい」「地方創生に貢献したい」が同率37.4%で最多となり、次いで「多様なはたらき方を経験したい」が34.8%という結果に。
また、興味がないと回答した84人にその理由を聞くと、「地方副業を知らなかった」が50.0%で最多となり、次いで「地方に特別な関心がない」が21.4%、「活動にかかるコストが負担」「本業との両立が難しい」「副業は効率重視で済ませたい」が同率で16.7%となった。

【調査概要】
調査対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件 :全国/男女/20~50代
調査期間 :2025年7月9日〜7月14日
有効回答数:357人
調査方法 :インターネット調査
<参考>
Job総研『2025年 副業・兼業の実態調査』