Zeveroは、大日本印刷(以下、DNP)と協業し、企業のScope3における温室効果ガス(GHG)排出量削減を支援する「DNPサプライヤーエンゲージメント支援サービス」の提供を開始した。

同サービスは、サプライチェーン全体におけるGHG排出量削減を目的としたもので、ZeveroのGHG削減プログラムを日本企業向けに最適化し、DNPとともにアンカー企業およびそのサプライヤーに対して支援を行う。Scope3の中でも、購入した物品・サービスに関わるカテゴリ1を対象とし、サプライヤーとの連携を通じて削減効果の可視化と実行を図る。
サービスの提供にあたり、DNPは企業の課題ヒアリングや初期設計、研修を担い、ZeveroはGHG排出量の計測や削減プログラムの設計を担当する。データ分析と削減インパクトの優先順位づけを行った上で、排出量計画を立案し、改善施策の提案と実行、効果検証までを支援する流れである。
実施は段階的に進められ、まずはサプライヤーが保有するデータの精査や削減可能性の可視化、次に具体的な改善行動の実行・検証フェーズへと展開する。Zeveroは、既に精度の高いデータを保有する企業に対しては、第2フェーズからの支援も行うという。

両社は今後、同サービスを多様な業界のアンカー企業へ展開し、サプライチェーン全体のGHG排出量削減と企業価値向上を目指すとしている。