安田不動産、シンガポールの大型物流施設開発に参画 物流需要の拡大に対応
安田不動産は、物流施設の開発・運用会社であるESRグループが推進する、シンガポールにおける大型物流施設の開発事業へ参画したと発表した。
同事業は、同社にとって5件目の海外事業であり、海外物流施設事業への参画は今回が初めてとなる。
シンガポールの港は、中国・上海に次ぐ、世界第2位のコンテナ取扱量と高い効率性を有し、東南アジアの物流ハブとして機能している。
現在、同国政府主導で港の開発事業が推進されており、2040年までに順次開港を予定。最終的には、コンテナ取扱量が現行の約2倍に増加し、世界最先端のハブ港となる計画で、今後同国の物流施設はさらなる需要の高まりが期待されているという。
同事業では、マレーシア連絡橋やトゥアス港、パシルパンジョン港、さらには物流施設開発事業にもアクセスが良好なサンビューウェイにおいて、大規模かつ先進的な物流施設の開発が計画されている。
71,630平方メートルの敷地に、合計延床面積143,260平方メートルの最新スペックを備えた倉庫棟と自動コンテナデポ棟が建設予定で、竣工は2027年を見込んでいるという。
なお同施設には、アンカーテナントのCEVA Logisticsおよびシンガポールのコンテナ輸送・コンテナヤード運営事業者であるAllied Container Groupの2社が入居予定とのことだ。
■同事業の概要
計画地：シンガポール、サンビューウェイ
敷地面積：71,630平方メートル
物件規模：
・倉庫棟6階建、延床面積98,698平方メートル
・コンテナデポ棟2階建、延床面積44,562平方メートル
竣工予定：2027年