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植物による有用タンパク質の大量生産技術が開発 医薬品や機能性食品などをアニマルフリー・温室効果ガス排出量削減で開発可能に

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)は、千代田化工建設が植物を用いた有用タンパク質の大量生産技術を開発し、「植物バイオファウンドリ」のサービスを開始したと発表した。

植物バイオ実証棟外観と栽培中の植物

同技術は、NEDOが推進する「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」事業の一環として、千代田化工建設がニッピ、産業技術総合研究所、大阪大学と共同で開発したもの。

実証モデルタンパク質として、軟骨の主要成分であるヒトⅡ型コラーゲンを選定し、Ⅱ型コラーゲンおよび翻訳後修飾酵素の発現制御と、生成したヒトⅡ型コラーゲンの抽出・精製・分析に関する技術を開発したという。加えて、植物を用いた大量生産にも成功。

同開発の内容

これは、動物由来製品と同等の性質を持つヒトⅡ型コラーゲンを、アニマルフリーで生産可能であることを示すものだとしている。

また、植物を用いることで、ワクチンなどの医薬品や、再生医療等製品、化粧品、機能性食品など多様な製品を安価に生産でき、温室効果ガスの排出抑制効果も期待できるとしている。

植物宿主由来組み換えヒトⅡ型コラーゲン
左から、植物宿主由来ヒトII型コラーゲンを用いて作製したゲル/分子を再構成させて作った線維の原子間力顕微鏡像/軟骨細胞の接着実験。植物宿主由来のコラーゲンも動物組織由来コラーゲンと同様の接着活性を示す

千代田化工建設は、神奈川県横浜市の子安リサーチパークに実証設備を建設し、植物体重量で数グラムから数十キログラムまでのスケールアップに対応可能な生産体制を整備したとのことだ。

■植物バイオファウンドリ概要

建設場所
千代田化工建設子安リサーチパーク(神奈川県横浜市神奈川区)

期待される機能
さまざまな機関や企業の植物バイオものづくりの研究開発を支援し、円滑な社会実装化に貢献すること

植物バイオファウンドリとしての提供サービス
・植物を用いた物質生産の試験受託
・植物を用いた物質生産のプロセス開発
・ラボスケールからベンチ・パイロットスケールへのスケールアップ検討
・パイロットスケールから商用スケールまでのスケールアップ検討
・フィージビリティスタディなど

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