SwitchBot、エアコン制御の新機能「パーソナライズエコ」を正式リリース　AIとセンサーで最適な室温と節電を自動実現

SWITCHBOTは、エアコン制御を自動化する新機能「パーソナライズエコ」を正式にリリースした。同機能は、SwitchBot ハブ2およびハブ3に対応し、ユーザーの生活リズムや居住空間の使用状況に応じて、エアコンの運転を最適化するという。

同機能では、あらかじめ設定した理想的な室温をもとに、AIがリアルタイムの温度や人の在室状況を学習・分析。自動でエアコンの温度を微調整することで、快適な空間を保ちつつ、電力消費の無駄を抑える仕組みとなっている。

具体的には、「パーソナライズスケジュール」「AIによる自動学習」「人感センサー連携」の3つの機能を統合した三位一体の制御システムを採用。時間帯や生活シーンに応じた空調操作が可能であるという。

「パーソナライズスケジュール」では、「在宅」「外出」「おやすみ」「快適」「カスタム」の5モードを時間帯や曜日別に設定でき、各モードで快適な温度を保つようAIが調整する。これにより、エアコンのON/OFFや温度設定の細かな操作が不要になるという。

「AIによる自動学習」機能では、過去14日間の手動操作履歴を解析し、ユーザーの操作傾向を学習。たとえば毎週火曜と木曜の10時にエアコンを手動でONにしていた場合、今後はその時間に自動でONになるよう提案する。

また、「人感センサーとの連携」により、一定時間人の動きがない場合は外出モードに切り替え、自動でエアコンをOFFにすることで、消し忘れによる電力ロスを防止できるとのことだ。

なお、同機能は現在ベータ版として提供中であり、今後のアップデートによりさらなる最適化と機能強化が行われる予定だとしている。利用にあたっては、SwitchBotアプリ（バージョン9.13以上）、SwitchBot ハブ2またはハブ3、赤外線リモコンで操作可能なエアコンが必要となる。