フジサービスは、静岡県浜松市の2つの地域において、大規模な営農型太陽光発電(※1)施設の稼働を開始したと発表した。

太陽光発電設備の下部では、地域特性を生かしたレモンの栽培を実施。これにより、再エネ活用とともに農業活性化、地域振興にもつなげていくとしている。

事業スキームには、再生可能エネルギーの地産地消を目指し、電力需要家をローム浜松、電力小売事業者を中部電力ミライズ、発電事業者を同社とするUDAモデル(※2)を活用した、オフサイト・コーポレートPPAスキームを採用。
再生可能エネルギー電力を需給地点とは異なる場所から供給するビジネスモデルを採用することで、長期契約を通じて再エネの普及を促進するとのことだ。

同事業では、浜松市中央区三幸町と浜名区細江町の2カ所に太陽光発電所を整備するという。

■事業規模
浜松市中央区三幸町
電源容量:AC(交流)1,600.0Kw/DC(直流)2,012.685kW
農地面積:23,141.29平方メートル
浜松市浜名区細江町
電源容量:AC(交流)500.0Kw/DC(直流)622.39kW
農地面積:7,372平方メートル
(※1)農地の一時転用許可を受け、上部空間に太陽光パネルを設置し、営農を継続しながら発電を行う取り組み。作物の販売収入に加え、発電電力の売電収入や自家消費による農業経営の更なる改善が期待される
(※2)電力の購入者である需要家・小売事業者・発電事業者の三者が連携することで、再生可能エネルギー導入を行うビジネスモデル