テスホールディングスは、連結子会社であるテス・エンジニアリングが、三重県伊賀市役所本庁舎向けにオンサイトPPAモデル(※)を活用した自家消費型太陽光発電システムを導入し、再生可能エネルギー電力の供給を行うことを決定したと発表した。

供給開始は8月を予定しているという。

同事業は、伊賀市が実施した「令和5年度伊賀市公共施設等の利活用に関する民間提案制度」において、テス・エンジニアリングの提案が最優秀提案として採用され、2024年1月に事業化に向けた協定書を締結したもの。

同社は、伊賀市役所本庁舎の駐車場にカーポート型の太陽光発電設備(発電容量約308kW)を設置し、オンサイトPPAモデルとして所有・維持管理を行い、再生可能エネルギー電気の供給を行うとしている。

年間発電量は約37万kWhを見込んでおり、庁舎の年間電力需要の約30%を賄う計画だという。これにより、年間約156トンのCO2排出削減見込みとのことだ。

オンサイトPPAモデルの採用により、伊賀市は初期投資不要で太陽光発電システムを導入でき、電力供給の安定性向上や燃料価格変動の影響緩和が図られるとしている。

伊賀市役所本庁舎
自家消費型太陽光発電システム(カーポート型)設置予定地

■事業概要

設置場所:伊賀市役所本庁舎(三重県伊賀市)
システム内容:オンサイトPPAモデルを活用した自家消費型太陽光発電システム
発電容量:307.98kW(東洋アルミニウム製435W×708枚)
モジュール種別:単結晶
供給開始予定年月:8月
供給期間:20年