パーソルキャリアが運営する調査機関「Job総研」は、378人の社会人男女を対象に「2025年 休み方実態調査〜物価高編〜」を実施し、結果を公表した。

「2025年 休み方実態調査〜物価高編〜」

【物価高の影響】

回答者全体の378人に物価高が及ぼす休日の過ごし方への影響を聞くと「影響している派」が84.1%と大多数を占め、内訳は「とても影響している」が30.7%、「影響している」が30.4%、「どちらかといえば影響している」が23.0%となった。

影響ありと回答した318人に、具体的な思考や行動の変化を聞くと「外食や外出の頻度を下げた」が48.4%で最多となり、次いで「家で過ごす時間が増えた」が47.2%、「旅行回数や遠出を控えた」が43.1%となっている。

物価高の影響

【物価高の負担】

回答者全体の378人に現在の年収を聞くと、平均が559.0万円、中央値が500.0万円、最頻値が500.0万円という結果に。

また、休日の支出を負担に感じるかを聞くと「負担に感じる派」が73.6%で多数を占め、内訳は「とても負担に感じる」が18.3%、「負担に感じる」が25.4%、「どちらかといえば負担に感じる」が29.9%となった。

物価高の負担

【物価高による変化】 

回答者全体の378人に、物価高による休日の過ごし方の変化を聞くと「お金をかけなくなっている派」が78.3%で多数を占め、内訳は「とてもお金をかけなくなっている」が19.1%、「お金をかけなくなっている」が25.9%、「どちらかといえばお金をかけなくなっている」が33.3%。

また、物価高で労働を「生活の為」と感じるかと聞くと「感じるようになった派」が64.3%で過半数を占め、内訳は「とても感じるようになった」が17.7%、「感じるようになった」が21.2%、「どちらかといえば感じるようになった」が25.4%となっている。

物価高による変化

【収入or休みどちらを選ぶか】

回答者全体の378人に「収入」と「休み」どちらを選ぶかを聞くと「収入派」が57.6%で半数を占め、内訳は「断然収入」が11.6%、「収入」が11.1%、「どちらかといえば収入」が34.9%となった。

また、収入が増えるなら休みを減らすかを聞くと「そう思う派」が46.6%で、内訳は「とてもそう思う」が9.5%、「そう思う」が10.1%、「どちらかといえばそう思う」が27.0%という結果に。

収入or休みどちらを選ぶか

【休みを選ぶ・選ばない理由】

休みを減らすと回答した176人にその理由を聞くと「将来の貯蓄を増やしたい」が49.4%で最多となり、次いで「稼げるうちに稼ぎたい」が48.3%、「賃金が上がらないから」が38.1%と続く。

休みを減らさないと回答した202人にその理由を聞くと「心身の健康を優先したい」が70.3%で最多となり、次いで「体調を崩す恐れがあるから」が50.0%、「メンタルの安定に必要不可欠」が45.5%となった。

休みを選ぶ・選ばない理由

【収入を増やすための手段】

回答者全体の378人に収入を増やすための休日出勤や副業の意向を聞くと「したいと思う派」が60.8%と過半数を占め、内訳は「とてもしたいと思う」が13.2%、「したいと思う」が17.7%、「どちらかといえばしたいと思う」が29.9%。

また、収入が増えるならどれを希望するかを聞くと「副業」が66.9%で最多となり、「残業」が51.9%、「休日出勤」が25.4%となった。

収入を増やすための手段

<参考>
パーソルキャリア「Job総研」『2025年 休み方実態調査〜物価高編〜