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ゼットスケーラー、Red Canary買収を発表 AI活用の統合SOC実現へ

ゼットスケーラーは、マネージド・ディテクション&レスポンス(MDR)領域で実績を持つRed Canaryを買収する契約を締結したと発表した。買収完了は2025年8月を予定しており、規制当局の承認などの条件を経て成立するとしている。

ゼットスケーラー、Red Canary買収を発表

Red Canaryは、エンドポイントからクラウドワークロードまで幅広く対応する脅威検知と対応の専門性を有し、これまでに最大10倍の調査スピードと99.6%の精度を実現してきたという。今回の買収により、同社の技術がゼットスケーラーのクラウドセキュリティ基盤「Zero Trust Exchange」および「ThreatLabz」のインテリジェンスと統合され、AIを活用したエージェント型のセキュリティオペレーションセンター(SOC)が構築されるとのことだ。

ゼットスケーラーは、1日あたり5,000億件超のトランザクションを処理するクラウドセキュリティプラットフォームを運営しており、Fortune 500企業の約45%を保護しているという。同社はこれまでにも大規模なデータレイクを活用したAI型ソリューションの開発を進めており、Red Canaryの買収により、脅威の検知からトリアージ、調査、対応までを自動化し、セキュリティ部門の運用効率と成果の向上を図るとしている。

Red Canaryは、Forrester WaveのMDR部門で3年連続リーダーに選出され、Gartner Market Guideにも7年連続で掲載されている。ゼットスケーラーは、こうした実績と融合することで、運用者が直面していた検知漏れや分析不備などの課題を克服し、最新のセキュリティ課題に対応可能な体制を構築するとしている。

なお、この取引の詳細は、ゼットスケーラーが米国証券取引委員会(SEC)に提出した年次報告書などでも確認できるという。

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