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i-plugは、2026年卒業予定学生(以下、26卒学生)を対象に、就職活動状況に関する調査を実施し、結果を公表した。
■現在の就職活動の状況(単一回答)
2025年5月時点の就職活動の状況について、26卒学生の82.1%が「活動中」と回答。同年1月に26卒学生を対象に実施した調査の回答と比較すると、13.3ポイント減少する結果に。
なお、「内定承諾による活動終了」と回答した26卒学生は、13.5ポイント増加している。

■現在、最も選考が進んでいる企業における選考状況(単一回答)
就職活動の状況を「活動中」と回答した人に、現在、最も選考が進んでいる企業の選考状況を聞いたところ、27.1%が「選考過程」と回答。「内定通知」または「内定承諾」と回答した26卒学生は全体の32.9%となった。
この結果から、約3人に1人の26卒学生が、内定を保有しながら就職活動を続けていることがわかる。

■就職活動の終了希望時期(単一回答)
「6月末まで」に就職活動を終了したい26卒学生が最多の34.5%。次いで、「7月末まで」と回答した学生が27.2%。昨年5月に実施した25卒学生の調査と比較して、5.3ポイント増加している。

■就職活動終了後、打ち込みたいこと(複数回答)
就職活動終了後に打ち込みたいこととして、最多は「趣味」の66.6%という結果に。
また、「研究/論文制作」が56.5%、「資格取得など学校以外での勉強」が40.5%と、学業全般に関する項目が上位となった。

■約半数の就活生がインターンシップに参加した企業の選考に参加
「インターンシップに参加した企業の選考に参加やエントリーをしたか」という質問に、26卒学生の50.4%が「はい」と回答。
半数の学生が「はい」と回答していることから同社は、インターンシップの参加が、企業の選考への参加やエントリーにつながることが推察できるとしている。

インターンシップに参加した企業の選考に進んだ理由としては、「インターンシップ参加後に特別選考への参加案内があったから」が最多の47.5%。インターンシップ後の企業からの案内が、選考に参加する意思に影響することが推察できる。

また、選考へ進まなかったと回答した理由については、「インターンシップの参加に関係なく、自身の就活の軸や志望業界が変わったから」が最多の35.7%。
早期から就職活動を行うことで、自身の将来について考える時間が増えるため、インターンシップに参加した時点から、就活の軸や志望業界が変化すると同社は考察。
一方で、「インターンシップ参加後、志望度が低くなったから」は、24卒学生を対象に実施した同様の調査と比べると、約15.5ポイント減少。この結果に同社は、以前と比べてインターンシップへの参加が、学生の志望度に良い影響を与えていることが推察できるとしている。

【調査概要】
・26年卒学生対象(2025年調査)
調査期間:2025年5月12日〜2025年5月15日
調査方法:インターネット調査
調査対象:OfferBoxに登録している2026年卒業予定の学生
有効回答数:563件
※構成比の数値は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも100%とならない場合あり。
<参考>
i-plug『26年卒学生対象(2025年調査)』