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愛知県豊橋市がB5軽油を公用車67台に導入 廃食油活用で年間30トンのCO₂削減へ

愛知県豊橋市は、公用車へのバイオディーゼル燃料混合軽油(B5軽油)の導入を開始した。

愛知県豊橋市がB5軽油を公用車67台に導入

導入対象は、市環境部が保有するごみ収集車46台および大型自動車21台の計67台で、同市は「ゼロカーボンシティとよはし」の実現を目的に、地球温暖化対策として段階的に切り替えを進めているという。

B5軽油は、軽油に対して5%以下のバイオディーゼル燃料を混合した燃料で、法的な品質基準を満たしている。愛知県内の自治体としては、名古屋市に次いで2例目の導入であるとのことだ。

豊橋市は2024年10月から2025年4月末まで、ごみ収集車などに対してB5軽油の試験導入を実施。その結果、車両の不具合や供給上の問題が確認されなかったことから、本格導入に踏み切ったという。

燃料の購入先は、エネルギー事業を手がけるサーラエナジーであり、同社とは包括連携協定を締結している。B5軽油は、豊橋市のリサイクルステーションで市民から回収した使用済み食用油や、市内飲食店などから集めた廃食用油を原材料として、サーラエナジーが精製しているとのことだ。

使用済み食用油や廃食用油を原材料として使用

今回の導入により、年間で235.5キロリットルのバイオディーゼル燃料を使用し、約30トンのCO₂削減効果が見込まれているとしている。

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