三井不動産は、茨城県つくばみらい市において開発を進めていた物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)つくばみらい」が、竣工したと発表した。

施設外観

同施設は、常磐自動車道「谷田部」ICから約4.0km、圏央道「つくば西」SICから約3.6kmに位置し、首都圏から東北エリアまでの広域配送が可能な立地にあるという。

また、つくばエクスプレス「みどりの」駅から徒歩15分と公共交通機関による通勤利便性も高く、入居企業の人材確保においても優位性のある立地だとしている。

位置図(広域図/詳細図)

2024年問題への対応として、同社初となるダブル連結トラックが走行・転回可能なスペースを整備。また、ドライバー専用の休憩施設「ドライバーラウンジ」を設置し、ソファ席やリクライニングチェア、カフェカウンター、シャワールーム、トイレなどを完備しているという。

最上階の5階には「スカイラウンジ」を設け、筑波山を望む天高約4.5mの開放感ある空間で、入居企業の従業員が心地よく休憩できるスペースとなっているとのことだ。

ダブル連結トラック荷捌きエリア/ドライバーラウンジ/スカイラウンジ

施設内の一部は、倉庫用途に加え、駐車場や部品等の組立を行う工場用途にも対応可能な設計となっており、入居企業のサプライチェーンの課題解決を支援する複合用途開発を実現しているという。

さらに、環境配慮の取り組みとして、屋上に約1,600kWの太陽光パネルを設置し、館内消費に利用予定とのことだ。また、事務所・ラウンジには人感センサー付き空調を導入し、エネルギーロスを削減。敷地内には4台分のEV充電器を設置し、EV車での来館にも対応するとしている。

これらの取り組みにより、同施設は最高ランクの「ZEB」認証を取得し、CASBEE AランクおよびBELS星6を取得したという。

太陽光発電設備(イメージ)/EV充電器(イメージ)

■施設概要

名称:三井不動産ロジスティクスパークつくばみらい(MFLPつくばみらい)
所在地:茨城県つくばみらい市台字西ノ内1801番1
敷地面積:41,789.89平方メートル
延床面積:97,972.24平方メートル
規模・構造:5階建て・シングルランプ・柱RC梁S造