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熱中症対策「暑熱順化」を啓蒙。大塚製薬が親子で取り組む“夏支度”イベントを実施

夏本番を迎える前に、私たちは「暑熱順化」をしておく必要がある。「暑熱順化」とは、カラダを暑さに慣らすこと。体温が上昇した際に発汗ができないと、体内に熱がこもり熱中症への危険が高まってしまう。そのため、運動や入浴などで発汗を促し、汗をかきやすくしておく「暑熱順化」が熱中症対策の一つとなるのだ。

この「暑熱順化」の大切さを伝えるため、大塚製薬では“夏支度”をキーワードに、ポカリスエットブランドを通して「暑熱順化」を訴求するコミュニケーションを展開。4月20日には、親子で楽しめる屋内スポーツ施設「トンデミ平和島」(東京都大田区)にて、「ポカリスエット 親子で夏支度イベント」を開催した。

熱中症による救急搬送の増加。「暑熱順化」の必要性

日本では平均気温の上昇により、熱中症による救急搬送が増加している。消防庁の調べによると、2024年5~9月の熱中症による救急搬送は、調査開始以降最高となる97,578人にのぼっているという。2023年の同時期に比べ、6,111人も増えている計算だ。気象庁も、今年5月の気温は平年並か高い傾向にあり、6~8月の気温は全国的に平年より高くなると予想。そのため早めの「熱中症対策=暑熱順化」が必要である。

そして、熱中症対策には水分補給も欠かせない。汗に含まれる水分と電解質を体内にキープするため、発汗後はもちろん、汗をかく前からこまめに水分・電解質を補給して汗をかきやすくしておくことが求められる。

親子で取り組む“夏支度”

大塚製薬では、1992年以降30年以上にわたり熱中症対策の啓蒙を続けている。特に子どもは汗腺が未発達のため体温調整が難しく、熱中症のリスクが高いといわれており、親子で一緒に「暑熱順化」を学び、実践できるよう「ポカリスエット 親子で夏支度イベント」への開催へと至った。

イベントでは、トランポリンやアスレチックでカラダを動かす親子に、スムーズに水分と電解質を補給できるポカリスエットをサンプリング。「水分・電解質補給→運動・入浴→発汗→水分・電解質補給」の一連の流れを「カラダの“夏支度”」と表現し、子どもたちにもわかりやすく「暑熱順化」を伝える場となった。

また、“夏支度”を実践するための「なつじたくカレンダー」を配布。「なつじたくカレンダー」は、この夏にやりたいことを書き記すことで親子のコミュニケーションを促す目的がある。実際に「祖父・祖母と畑仕事をする」「バドミントンをやりたい」などと、体温が上昇し汗をかくことが想定される内容が記入され、「それには水分補給が必要だね」といった親子のやり取りも見られた。

ポカリスエットのマーケティングを担当する大塚製薬の岩﨑央弥氏は、今回のイベント開催について次のように述べている。

「近年夏の訪れが早まり、昨年の4月には熱中症特別警戒アラートが運用されています。ゴールデンウィークにかけて外出も増えていく時期ですので、親子が一緒に『汗をかくって大事なんだね』と気付き、少しでも行動変容を起こしてもらうため、このイベントを開催しました。ポカリスエットは水分・電解質をスムーズに補給できることに加え、きちんと汗をかける体液のバランスを保つ健康飲料です。“夏支度”に向けて活用していただけるブランドだと考えております」

ポカリスエットプロダクトマーケティングマネージャー 岩﨑央弥氏

ポカリスエットの売り上げは順調だということだが、岩﨑氏は「気温の上昇により、ポカリスエットブランドが存在する必然性がさらに高まってきています」と加えた。

大塚製薬では“夏支度”を促すため、特設サイトも公開中だ。「なつじたくカレンダー」もサイトから無料でダウンロードができる。

桜が散る頃には「暑熱順化」が必要になってきた日本。子どもたちの健康を守るためにも親子で“夏支度”を始めてみてはいかがだろうか。

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