ストリーモは、大阪・関西万博において消防の巡回警戒を支援する特別車両「ストリーモS01JT 防災巡回車」を提供すると発表した。

ストリーモ、大阪・関西万博に消防支援用モビリティ「S01JT防災巡回車」を5台提供

同車両は、2025年4月13日から10月13日まで大阪市夢洲で開催される大阪・関西万博において、大阪消防局が会場内の巡回警戒および予防査察に使用するという。提供台数は5台で、車体は消防車両であることが一目で分かる赤色に塗装されている。

搭載された360度カメラと通信機能により、災害時のライブ映像配信や移動式通信中継器としての役割を担うとのことだ。これにより、現場ネットワークの構築を支援し、消防職員の業務負担軽減を図るとしている。

S01JT防災巡回車

ストリーモの車両は、大阪・関西万博に消防車両を提供するモリタホールディングスにより、狭所でも安定して走行できる点が評価され、採用に至ったという。

ストリーモS01JTは、特許取得済みのバランスアシストシステムを用いた高い安定性や走破性能があり、停止時でも自立し、さまざまな路面環境で安定した走行が可能。また、極低速でもふらつかず、歩行者との親和性が高い点や、狭い通路での機動性、小型荷箱による資材の運搬機能も特徴とのことだ。

さらに、巡回業務から緊急時の高速走行まで対応可能な柔軟な運用が可能とし、平時から緊急時まで一貫して活用できるモビリティとして、防災現場での活用が期待されている。

今後は、モリタホールディングスや大阪市消防局と連携し、次世代の消防・緊急対応における新たなモビリティの可能性を追求していくとしている。