NTT東日本とNTTSportictは、上尾市が保有するUDトラックス上尾スタジアムに、野球専用AIカメラおよび次世代型マルチアングルライブ配信サービスを提供開始した。

今回提供されたのは、野球専用AIカメラ「STADIUM TUBE DoublePlay」およびPTZカメラ、マルチアングルライブ配信サービス「STADIUM TUBE Touch」であり、これらを組み合わせることで、無人による本格的な試合撮影およびライブ配信が可能になるという。こうした配信システムの導入は、東日本エリアの野球場では初めての事例とのことだ。
新たに導入されたAIカメラと配信サービスでは、複数のカメラ映像をタブレット操作で切り替えることが可能であり、スコア表示やリプレイ、テロップ挿入なども簡単に行えるという。専門的な知識がなくても、直感的な操作で本格的な中継映像を制作できるとのことだ。

さらに、決勝戦などの注目試合では、地域の放送・配信事業者と連携し、有人カメラや実況・解説を組み合わせた中継も可能になるとしている。
同取り組みにより、現地に行けない市民や野球ファンがスマートフォンやタブレットを通じて観戦できる環境が整うほか、試合映像の活用による競技力向上にも寄与するとのことだ。今後は、既存の公営球場の魅力向上とアマチュアスポーツの映像配信活性化を通じて、地域の活性化や市民交流の促進をめざすとしている。
同サービスの提供期間は2025年4月1日から2026年3月31日まで。場所は上尾市のUDトラックス上尾スタジアム。