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パーソルキャリアが運営する調査機関『Job総研』は、585人の社会人男女を対象に「2025年 退職に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。
■退職への心理的ハードル
回答者全体に、退職に対する心理的ハードルを聞くと、「下がっていると思う派」が94.3%にのぼった。年代別では、20代と40代が96.5%で最も高く、50代が91.9%、30代は91.0%となった。

■ハードルが下がっている理由と入社後3年在籍への賛否
退職への心理的ハードルが下がっていると回答した人にその理由を聞くと、「一般的な選択肢となっている」が79.3%で最多となった。次いで「無理に長く勤める必要性がない」が51.4%、「自己成長に前向きな風潮がある」が48.7%と続いた。
また、回答者全体に「入社後3年は在籍した方がいいか」を聞いたところ、「そう思う派」が59.2%で過半数を占めた。

■辞められなかった経験
回答者全体に、職場を辞めようと思っても辞められなかった経験を聞くと、「ある派」が54.9%にのぼった。
辞められなかった経験あると回答した人にその理由を聞くと、「転職先が見つかるか不安」が76.9%で最多となり、次いで「一時的に収入が減る不安」が38.6%、「現職より悪い環境になる不安」が34.0%と続いた。

■同僚の退職に対する印象
回答者全体に同僚の退職による転職意欲への影響を聞いたところ、「転職意欲が上がる派」が68.1%と過半数を占めた。
また、同僚の退職でネガティブな印象を持つ年数については、平均が1.2年以内、中央値が1.0年以内、最頻値が1.0年以内となった。一方、同僚の退職でポジティブな印象を持つ年数を聞くと、平均が4.2年以降、中央値が3.0年以降、最頻値が3.0年以降となった。

■今後の転職周期予想
回答者全体に、”3年は在籍した方が良い”という意識がない場合の退職のしやすさを聞くと、「退職しやすいと思う派」が71.2%だった。また、今後の転職周期予想を聞くと、平均が3.2年、中央値が3.0年、最頻値が3.0年という結果に。

■早期離職とその影響
回答者全体に、今の時代早期離職は当たり前だと思うか聞いたところ、「当たり前だと思う派」が77.8%に達した。
また、転職周期が早まることによる影響については、「人材が育成されない」が60.9%で最多となり、次いで「管理職が減る」が35.4%、「企業の賃上げが必須になる」が32.8%と続いた。

【調査概要】
調査対象者:現在職を持つJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件:全国/男女/20~50代
調査期間:2025年3月5日〜3月10日
有効回答数:585人
調査方法:インターネット調査
<参考>Job 総研『2025 年 退職に関する意識調査』