関西広域連合は、2025年大阪・関西万博に訪れる国内外の旅行者に向け、関西各地の観光情報を提供し、周遊を促進するための取り組みを発表した。一般財団法人関西観光本部および西日本旅客鉄道とそれぞれ連携し、以下の施策を実施するという。
■観光案内所での広域観光案内ツールの設置
関西広域連合は、関西観光本部と連携し、関西広域の観光情報を表示できるタブレット端末を関西各地の観光案内所に設置する。主な機能は以下のとおり。
・スタートページから各府県市の観光情報サイトや「The Gate to KANSAI」にアクセス可能
・日英二カ国語で観光情報、交通情報、気象情報を提供
・観光案内所からの書き込みにより、荒天時の催事情報や災害時の交通状況をリアルタイムで表示
・QRコードを活用し、旅行者自身のスマートフォンからもアクセス可能
・災害時には「Safety tips」アプリを活用し、安全情報を提供

設置場所は関西広域連合の観光案内所17か所、関西国際空港、大阪・関西万博会場。設置期間は2025年3月24日から2026年3月31日(予定)で、大阪・関西万博会場では2025年4月13日から10月13日までの期間限定で設置されるとのこと。
■主要駅での観光案内端末の導入
関西広域連合は、西日本旅客鉄道と連携し、関西空港駅、大阪駅、京都駅にAIによる観光案内端末を設置する。主な機能は以下のとおり。
・AIによる日英二カ国語の音声・画面案内
・関西広域の観光地までの経路案内(鉄道障害情報を反映)
・「The Gate to KANSAI」へのリンクを提供

設置期間は2025年3月1日から10月31日までの予定とのこと。