ニトリホールディングスは、2025年春季労使交渉において妥結に至ったと発表した。これにより、総合職社員のベースアップを22年連続で実施し、一人当たりの月例給が平均2.1万円引き上げられる。

ニトリは、経済環境の変動に左右されることなく、従業員のモチベーション向上と人材育成を重視し、労働条件の改善に取り組んできた。今回の改定により、優秀な人材の確保と定着を図る狙いがあるとしている。
■賃金改定の主な内容
総合職社員:
・22年連続のベースアップを実施
・一人当たり平均21,114円(5.51%)の月例給引き上げ
・定期昇給5,350円を含む
・最大で月例給が4万円上昇
パート・アルバイト社員:
・12年連続で時給を引き上げ
・一人当たり平均58.5円(5.00%)の時給改定
新卒初任給の引き上げ:
・四年制大学卒は29万円(IT枠30万円)に改定
・大学院卒は30.5万円(IT枠31.5万円)に改定
・入社1年目の月例給は最大33万円