Amazonは、最新の基盤モデルである「Amazon Nova」の理解モデルを、欧州連合およびアジア太平洋地域で提供開始したと発表した。
これにより、AWSの顧客は、以下の地域でAmazon Novaの理解モデル(Amazon Nova Micro、Amazon Nova Lite、Amazon Nova Pro)を利用できるようになったという。
<利用可能エリア>
欧州:ストックホルム、フランクフルト、アイルランド、パリ
アジア太平洋:東京、ソウル、ムンバイ、シンガポール、シドニー
<Amazon Novaの理解モデル>
Amazon Nova Micro:テキスト専用モデルで、非常に低コストで低遅延の応答を提供
Amazon Nova Lite:画像、動画、テキスト入力を処理し、テキスト出力を生成する低コストのマルチモーダルモデル
Amazon Nova Pro:高精度、速度、コストのバランスが取れた高性能なマルチモーダルモデル
加えて、Amazon Novaクリエイティブモデル(Amazon Nova Canvas、Amazon Nova Reel)のAWSアジア太平洋(東京)地域での処理が利用可能になったことも発表された。
これらのモデルは、テキストや画像入力から高品質な画像や動画を生成するように設計されており、さまざまなアプリケーションにおいてカスタマイズ可能な視覚的コンテンツを提供するという。
クロスリージョン推論プロファイルを使用することで、利用者は複数のリージョン間でリクエストを動的にルーティングし、レイテンシーを最小限に抑えることが可能に。
このアプローチは、追加のルーティングコストが発生せず、リクエストの発信元リージョンに基づいて課金されるため、コスト効率も高いとしている。