ファミリーマート、食品ロス削減に向け「涙目シール」を全国展開へ　おむすび・弁当などの消費期限も2時間延長

ファミリーマートは、消費期限の迫ったおむすびや弁当などに使用する値下げシールを、消費者の感情に訴えかける「涙目シール」に変更し、3月11日から順次、全国の店舗に拡大すると発表した。

全国展開に向け、「涙目シール」のイラストやメッセージをより大きく、わかりやすく改良。まずは東海地方（愛知県・岐阜県・三重県・静岡県の一部）の店舗から導入を開始するという。

「涙目シール」は、消費者とともに食品ロスの削減に取り組むことを目的に、値下げ金額だけでなく、食品ロス削減を訴えるメッセージも添えたシール。

シールには「たすけてください」などのメッセージを記載し、食品ロスによって捨てられてしまう食材の心情を表現。購入時にキャラクターの表情やメッセージが目に入ることで、食品ロスの問題を意識するきっかけとなり、値下げ商品をより前向きに選んでもらうことが期待されている。

3月11日から東海地方の一部店舗で導入を開始し、4月以降は全国へ順次拡大を予定している。シールは金額ごとに10円、20円、30円、50円、100円、120円、150円の7種類が用意されており、金額によって導入時期が異なるとのことだ。

さらに同社は、製造工程の見直しにより、米本来の美味しさを最大限に引き出すとともに、品質の保持を実現。これにより、おむすび・弁当・寿司などを含む米飯全商品（チルド温度帯の商品除く）約70品目の消費期限を、3月4日発売分から2時間延長することが可能になったとしている。