note、AI学習の対価をクリエイターに還元する実証実験開始　コンテンツ産業の発展に貢献

noteは、AI学習によってクリエイターに対価が還元される実証実験を開始すると発表した。

同実証実験では、実証実験に参加を希望したnoteクリエイターのコンテンツをAI事業者の学習データとして利用し、対価を還元する仕組みを構築。仕組みを検証するものとなっている。

生成AIは、仕事や創作活動の強力な助けになる一方で、AI学習に対する意向表明や許諾、対価還元等の仕組みが十分に整っていないという。

noteは同実証実験を通じて、クリエイターやコンテンツホルダーの新たな収益機会を創出し、新しいルールやエコシステムをつくり上げることを目指すとのことだ。

また、生成AIを開発する企業にとっても、より多様なコンテンツをクリエイターやコンテンツホルダーの協力のもとに活用できるようになり、AIの品質向上が期待できるとしている。

同社は、同実証実験で得られた知見をもとにAI学習に関する対価還元のルール整備を推進するという。そして、新たなエコシステムを構築し、日本のコンテンツ産業の発展に貢献するとしている。

また、複数の出版社・コンテンツホルダー、Big TechなどのAI事業者と協議を進め、今後はさらに多くのステークホルダーとの連携を拡大していくとのことだ。