LIFULL(ライフル)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」は、2025年4月から始まる東京都の太陽光発電設置義務化に先駆け、太陽光発電の現在の設置状況や販売価格について調査し、結果を公表した。

太陽光発電の現在の設置状況や販売価格について調査

■【太陽光パネル設置状況】賃貸・戸建ては全国で年々増加も、マンションは減少傾向

同社は、LIFULL HOME’Sに掲載された物件のうち、「太陽光発電」のワードを含む物件掲載数を全国・東京都・東京23区の3エリアで年毎に調査。

その結果、賃貸物件については全国で2021年から年々増加し、2024年は昨年対比253%と急増。東京都においても全国と同様の動きとなっており、2023年から急激な増加を見せている。

太陽光パネル設置状況(賃貸)

戸建てについても全国では賃貸同様に増加の一途を辿っている一方で、東京都では2022年に1万戸を超えたものの、2023年には3,000戸弱にまで減少、2024年は3,000戸強と若干の増加となっている。

太陽光パネル設置状況(戸建て)

一方で、マンションについては賃貸・戸建てと異なり全国・東京都・東京23区ともに2024年まで減少傾向となった。

太陽光パネル設置状況(マンション)

■【都内:太陽光パネル設置物件の平均賃料/価格】賃料は0.9万円、マンションは4,968万円もの差

続いて東京都内の太陽光パネル設置物件の平均賃料/価格を物件種別ごとに調査。

その結果、賃貸物件については全物件の平均賃料(50平方メートル換算)が156,844円/月だったのに対し、太陽光パネル設置物件は165,886円/月と約0.9万円の差となった。

戸建て(100平方メートル換算)は全物件平均が5,545万円、太陽光パネル設置物件が7,991万円と2,446万円の差、マンション(70平方メートル)にいたっては全物件平均が6,520万円、太陽光パネル設置物件が1億1,488万円と4,968万円もの差額が生まれる結果に。

都内:太陽光パネル設置物件の平均賃料/価格

<参考>
LIFULL『太陽光発電の現在の設置状況や販売価格について調査