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みらいワークスは、大企業1,000名への「副業経験の実態」調査を実施し、その結果を公表した。
■副業の経験がある人は全体の約1割
同調査で、副業の経験があるか聞いたところ、12.0%が「経験あり」、88.0%が「経験なし」と回答。年代別にみると、20代は0%、30代は24.7%、40代が17.8%、50代が8.8%、60代が7.9%という結果に。

■副業経験はないが、「副業に興味がある人」は約3割
「副業経験はない」と回答した880人に、副業に興味はあるか聞くと、「興味あり」が28.1%、「興味なし」が71.9%という結果に。

■副業経験はないが、副業に興味がある人のうち「会社が認めれば副業を始めたい」と回答した人は約半数
「副業経験がない」と回答した人で「副業に興味がある人」に、どのような条件が整えば副業を始めたいか聞くと、49.8%が「会社が認めれば副業を始めたい」と回答。

■6割以上の副業経験者が、本業での業務に対してポジティブな変化あり
「副業経験がある」と回答した120人に、副業での経験や気づきは、本業での業務の進め方にどのような変化をもたらしたか聞くと、「業務の効率化や改善を積極的に提案するようになった」、「タスクの優先順位付けが明確になった」が、それぞれ26.7%という結果に。

■副業と本業の時間の使い分けは「本業と副業の作業時間の明確に区分」「スケジュールに余裕を持つ」がカギ
「副業経験がある」と回答した人に、本業と副業の仕事の時間の使い分けについて聞いたところ、「本業と副業の作業時間を明確に区分している」が41.7%、「スケジュールの余裕を確保して調整している」が32.5%、「早朝や深夜の時間帯を副業に充てている」が23.3%と続いた。

■約8割の副業経験者が、「副業によって日々の暮らし方に変化があった」と回答
「副業経験がある」と回答した人に、本業と副業を持つ生活による、日々の暮らし方の変化を聞くと、「生活時間の使い方を見直すようになった」が35.0%、「メリハリのある生活ができるようになった」が31.7%という結果に。

■約7割の副業経験者が、副業を通してキャリアの選択肢が広がったと回答
副業経験により今後のキャリアの選択肢はどのように広がったか聞くと、「年齢に関係なく働ける手応えを得た」が35.0%、「複数の収入源を持つキャリアプランが描けた」が24.2%、「専門性を活かした企業も視野に入れられた」が20%と続いた。

■6割以上が副業経験によって予測しなかった良い効果が得られたと回答。
副業を始めたことで予想していなかった良い効果について聞いたところ、「思いがけない人脈が広がった」が27.5%、「新しい事業アイデアが生まれた」「本業での評価が向上した」がともに20.0%という結果に。

■副業をしていない理由で最も多かったのは「会社の規定で副業が認められていない」
副業経験がないと回答した人に、現在副業をしていない理由を聞くと、「会社の規定で副業が認められていない」が35.0%で最も多く、次いで「副業をする必要性を感じていない」が33.6%、「副業に充てる時間的余裕がない」が27.7%と続いた。

【調査概要】
調査タイトル:副業経験の実態調査
調査対象:従業員規模1,000名以上(製造業)、500名以上(その他・サービス業)の20~60代の会社
(正社員)・会社役員
有効回答数:1,000
調査期間:1月10日〜14日
調査方法:インターネット調査