コクヨは、2026年10月に自動化物流センター「(仮称)新仙台IDC」を仙台市泉区に開設すると発表した。

同施設は、仙台駅から車で約30分の高台に位置し、災害リスクが少なく、主要商圏まで30分圏内でアクセス可能な好立地に位置。オフィス通販「カウネット」を中心とするビジネスサプライ流通事業の東北および北海道エリアの物流基盤強化を主な目的としているとのことだ。
同施設では、最新の自動倉庫システムやAGV(無人搬送車)を活用し、高密度保管および荷扱生産性の向上を図るとしている。これにより、品揃えの拡大やECプラットフォームの強化を推進するとのことだ。
また、東北・北海道エリアにおける物流サービスの品質向上と首都圏IDCの負荷分散を図るとともに、製造・卸・小売の各段階における流通在庫を集約・統合することで、在庫効率の向上や流通段階の短縮化を図るという。
さらに、周辺環境に配慮した静穏設計や作業エリアの集約により、働きやすい職場環境と効率的なオペレーションの両立を実現し、持続可能な物流基盤の構築を目指すとしている。
■施設概要
名称:(仮称)新仙台IDC
計画名:(仮称)仙台市泉区明通三丁目計画
所在地:宮城県仙台市泉区
稼動開始日:2026年10月(予定)
賃借坪数:約7,000坪(2階・3階)
延床坪数:約15,000坪
建物階数:4階建(133m×103m)、RCS構造(鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、耐震)