2024年、花粉症の人の約7割が「3月」に発症 8割以上が「仕事や勉強のパフォーマンス低下」を実感

一条工務店は、花粉症と診断されている、または花粉症だと自覚している男女690名を対象に、「花粉症に関する意識調査2025」を実施し、その結果を公表した。

■2024年、花粉症の人の約7割が3月に発症

花粉症と診断されている、または花粉症だと自覚している690名に、2024年の1年間で、実際に花粉症の症状が出た月を聞いたところ、1月は13.2%だったが、2月には35.8%と徐々に増え始め、3月には67.7%とピークに達した。

2024年、実際に花粉症の症状が出た月

■花粉症を理由に外出を控えたことがある人は4割以上

花粉症シーズンに、花粉症を理由に外出を控えたことはあるか聞いたところ、「よくあった」「たまにあった」と回答した人を合わせると、4割以上の人が花粉症を理由に外出を控えたことが分かった。

花粉症シーズンに、花粉症を理由に外出を控えたことがある人の割合

■半数以上が、自宅でも屋外と同程度の症状が出る、もしくは症状がひどくなると回答

自宅にいる時、屋外と比べて花粉症の症状はひどくなるか聞いたところ、「とてもひどくなる」「ややひどくなる」「症状は同程度出る」と回答した人を合わせると、半数以上が自宅でも屋外と同程度の症状が出ている、または症状がひどくなっていることが明らかに。

自宅にいる時、屋外と比べて花粉症の症状がひどくなる人の割合

■花粉症で家にいるのが憂鬱になる人は4割以上

花粉症の症状が自宅でも屋外と同程度出る、またはひどくなると回答した387名に、「花粉症の症状が理由で家にいるのが憂鬱になるか」と聞いたところ、4割以上の人が家にいるのが憂鬱に感じていることが分かった。

花粉症の症状が理由で家にいるのが憂鬱になる人の割合

■花粉症によって自身のパフォーマンスが落ちると感じたことがある人は8割以上

「花粉症によって仕事・勉強・家事でミスをしたり、スピードが遅くなるなど、自身のパフォーマンスが落ちると感じ​​ているか」と聞いたところ、「とても落ちる」「やや落ちる​​」と回答した人を合わせると、8割以上の人がパフォーマンスが落ちると感じていることが明らかに。

花粉症によって自身のパフォーマンスが落ちると感じている人の割合

また、現在仕事をしていると答えた605名に「花粉症の症状がひどすぎて、仕事を休んだり、働き方を変えたことはあるか​」と聞いたところ、「働き方を変えたことはない」と回答した人が84.3%だった。一方、約16%の人が働き方を変えた経験があることが分かった。

花粉症の症状がひどすぎて、仕事を休んだり、働き方を変えたことがある人の割合

さらに、「働き方を変えたことがある」と回答した95人にその内容を聞いたところ、「仕事を休んだ」「在宅勤務に切り替えた」「業務開始が遅れた」と回答した人が、それぞれ2割以上に。

花粉症の症状がひどすぎて、仕事を休んだり、働き方を変えたことがある人の内訳

■花粉症の症状が出てから対策を始めるという人が4割以上

花粉症の対策は、いつ頃から始めるか聞いたところ、花粉症の症状が出てから対策を始めるという人が最も多く42.2%だった。

花粉症の対策を始める時期

■自身の花粉症対策にかかった費用は、半数以上が5,000円未満と回答

自身の花粉症対策にかかった費用について聞いたところ、「5,000円未満」と回答した人が半数以上を占め、「1万円以上」という人も約17%いることが分かった。

2024年、自身の花粉症対策にかかった費用

【調査概要】
調査手法:オンラインアンケート
調査期間:2024年12月7日~2024年12月15日
調査対象:花粉症と診断されている、または花粉症だと自覚している男女690名
回答者:男性307名、女性383名
20代65名、30代277名、40代151名、50代108名、60代82名、70代以上7名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100にならない場合がある

<参考>一条工務店『花粉症に関する意識調査2025

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