BYDジャパン、中型EVバス「J7」を年内納車開始 EVトラック市場への参入も発表

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ビーワイディージャパン(以下、BYDジャパン)は、「BYD事業方針発表会2025」で、日本市場向けに専用開発した中型EVバス「J7(ジェイセブン)」を初披露し、年内に納車を開始すると発表した。また、今後の事業方針として、EVトラック市場への新規参入も発表した。

BYDジャパン、中型EVバス「J7」を年内納車開始

今回の中型EVバスJ7は、小型EVバス「J6」同様、日本向けの専用設計となっている。日本市場の中型路線バスに求められる車幅2.3メートルに合わせ、電動駆動システムであるイーアクスルも専用設計したという。搭載する駆動用バッテリーは、BYDが開発したリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用したブレードバッテリー。天井部分と後部に大容量のバッテリー(192.5kWh)を効率よく搭載することで、J6と「K8」同様、乗車後に段差がないフルフラットな床面を実現しているとのことだ。

J7の全国メーカー希望小売価格は、36,500,000円(税別)。主要諸元は以下の通り。

車長×車幅×車高:8,990mm×2,300mm×3,255mm
バッテリー容量:192.5kWh(リン酸鉄リチウムイオンバッテリー)
航続距離:約250km
充電時間:約2.5時間
充電方式:CHAdeMO(≦90kW)
乗車定員:最大61人

BYDジャパンは、日本のEVバス市場参入から10年を迎え、今回、日本市場へのEVトラックの導入を正式に決定。EVトラックについては2026年以降、順次ビジネス展開を始める予定だという。今後はEVバスとEVトラックの両輪で、商用EV車両の販売を強化し、日本の公共交通ならびに物流分野での車両の電動化を推進し、日本のカーボンニュートラル社会の発展への取り組みを強化するとしている。

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