「無印良品の家」を展開するMUJI HOUSEは、同社平屋商品である「陽の家」において、無印良品の家メールニュース会員/SNSフォロワーなど約2万人の声をもとに、あらゆる世代の価値観やニーズに対応した仕様を追加し、1月17日より販売を開始すると発表した。
また、既存プランも含めた全てのプランにおいて、国内最高水準断熱等級7に対応した仕様(以下、高断熱仕様)をオプション仕様として提供を開始するとのことだ。
国土交通省の「建築着工統計調査」によると、新築住宅の7件に1件が平屋であり、住宅着工棟数が減少している中でも平屋の需要は拡大しているという。
無印良品の平屋「陽の家」は、多拠点居住やリモートワークなど多様な生き方、暮らし方に対応した商品として開発され、2019年9月に販売を開始。
無印良品の家では「永く使える、変えられる」を基本コンセプトとなっているが、今回、コンセプトはそのままに現代の多様化した価値観やライフスタイルに対応した商品にしていくため、多数の意見をアンケートで集め、その声を形にしたとのことだ。
■新しく追加した仕様
(1)ロフト|天井部の有効活用
本来天井でふさがれてしまう小屋裏に、ロフトを追加することを可能に。平屋の最大のメリットである「ワンフロアでの生活」を実現しつつ、必要なスペースを増やすことができるとしている。
アンケートでは、一人になれる部屋がほしい、またできるなら一人で寝たい、などパーソナルな空間を求める声が多く、また、ロフトのある平屋についても半数以上の人に共感されたこともあり、新たな仕様として追加したとのことだ。
(2)2列型キッチン|レイアウトをもっと自由に
キッチンの選択肢として、シンクとコンロが2列に分かれた「2列型キッチン」を追加。配置の自由度が高く限られたスペースでも対面キッチンとすることができ、夫婦や親子など複数人で一緒に調理がしやすい形状に。
アンケートでは、4割以上が自宅で一緒に料理しており、キッチンのスタイルに対する共感度でも、ダイニングテーブルをキッチンにつけたセンターキッチンタイプに7割近い共感があったことから、動線や使い勝手を重視した2列型キッチンを新たな仕様として追加。
その他、外壁国産の杉板貼り仕上げのカラーバリエーションに黒色を追加したという。オプションで継ぎ目のないオリジナル塗り壁調仕上げもホワイトとグレーの2色から選択可能。
また、浴室は標準仕様のシンプルなユニットバスに加えて、自然に包まれてゆったりとくつろげる「天然素材を使ったユニットバス」と、掃除やカスタマイズが容易な「丸洗いできるユニットバス」が追加された。
新たな仕様が追加された「陽の家」は、1月17日より受注を開始。販売価格はベースプランによって異なるが、WEBサイト内の「かんたん見積」サービスにて同仕様の価格をWEB上で閲覧可能とのことだ。
【調査概要】
調査手法:オンラインアンケート
調査期間:2024 年7月29日~2024 年12月1日
調査回数:6回
調査対象:無印良品の家メールニュース会員、公式SNSフォロワー
有効回答数:22,662名
回答者属性:年代20代 3%、30代 11% 、40代 22% 、50代 42%、60代 19%、70代以上2%
家族構成:単身16%、夫婦2人32%、親+子(回答者が子)11%、親+子(回答者が親)36%、その他5%
※構成比は小数点以下第1位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合あり
<参考>
無印良品『「みんなで考える理想の平屋」アンケート』