結婚相手紹介サービス「オーネット」は、全国の25~34歳の既婚男女728人に対して、「既婚男女の結婚希望年齢と結婚に関する実態調査」を実施し、結果を公表した。

■成人式を迎えた時(20歳頃)に、何歳で結婚をしたい(するだろう)と思っていたか

最初に、25~34歳の既婚男女728人に「自身が成人式を迎えた時(20歳)に、何歳で結婚をしたい(するだろう)と思っていたか」と質問を実施。

その結果、まず「結婚をしたい(するだろう)と想定していた」と回答した割合は全体79.9%で、25歳~34歳の既婚男女の8割が、20歳時点で将来結婚したい年齢、あるいは結婚するであろう年齢を事前に想定しているということがうかがえた。

また、「結婚したい(するであろう)と想定していた」以外の回答は、「特に考えていなかった」が全体で12.8%、「既に結婚していた」が2.3%、そして「結婚する気はなかった」が4.9%で、これらの回答割合が合計で2割という結果に。

結婚をする年齢を想定していた全体割合

結婚年齢を20歳時点で想定していたと回答した全体約8割にあたる582人の想定した年齢がどのような分布状況かを、「25歳まで」「26-27歳まで」「28-30歳まで」「31-34歳まで」の4つに区切り、それぞれの回答割合を男女別に調査を実施。

その結果、「年齢想定なし」と回答した20%を除くと、男女全体では「28-30歳まで」が最多で全体で33.4%となった。

次いで2番目に回答割合が高かったのは「25歳まで」で、全体では21.4%、3番目に高い回答割合は「26-27歳」で全体の18.3%、そして4番目が「31-34歳まで」で6.8%と続く。

全体の回答割合をみると、73.1%は30歳までに結婚をしたい(するだろう)」と想定している結果とななった。

続いて男女別の結果をみると、女性は「25歳まで」が29.7%と圧倒的に割合が高い一方、男性は「28-30歳まで」が41.4%で最も割合が高いという結果に。

「26~27歳まで」は全体で18.3%、男性17.0%、女性19.5%で、「31-34歳」は全体で6.8%、男性8.5%、女性5.2%となっている。

何歳で結婚をしたい(するだろう)と思っていたか

この設問への回答結果から同社は、既婚男女が20歳時点において将来結婚する、あるいは結婚するだろうと想定している年齢は、女性の方が男性よりも若い年齢を想定していることがうかがえたとしている。

■「25~34歳までに結婚をしたい(するだろう)」を選択した人は、実際に想定していた年齢で結婚をすることができたのか

「結婚をしたい(するだろう)」と回答した582人に、「実際に想定していた年齢で結婚をすることができたか」を聞いてみたところ、最も多かった回答は「1~3年未満早く結婚をした」で、全体で35.6%、男性が36.6%、女性が34.5%という結果に。

そして2番目に多かった回答が「想定した年齢で結婚をした」で、全体で22.7%、男性20.5%、女性24.8%という割合となった。

なお、3番目に多かった回答は「3年以上早く結婚をした」で、全体19.9%、男性が24.7%、女性が15.2%。4番目は「1~3年未満遅く結婚をした」で、全体で16.2%、男性14.0%、女性18.3%となり、5番目が「3年以上遅く結婚をした」で、全体で5.3%、男性3.8%、女性6.9%となっている。

実際に想定していた年齢で結婚をすることができたか

当初想定した年齢を含め早く結婚をしたという回答割合が全体で78.2%となり、男性では81.8%、女性が74.5%という結果で、25~34歳の既婚男女の約8割近くは20歳時点で想定した年齢またはそれ以前に結婚をしているという結果となっている。

■希望していた年齢で結婚できた要因は何か

「想定していた年齢で結婚をした」と回答した132人に、その要因について質問をしたところ、最も多かった回答は「特に何もせず普通に生活していた」で、全体で36.4%、男性38.3%、女性34.7%という結果に。

2番目に多かった回答は、「年齢から逆算して結婚するために計画的に行動した」で、全体で30.3%、男性35.0%、女性26.4%という結果となり、男性では約3人に一人、女性では4人に一人が結婚する年齢を想定して計画的に行動したということがわかった。

次いで3番目に多かった回答は「既に交際相手がいて結婚する時期が決まっていた」という回答で、全体で17.4%、男性11.7%、女性22.2%。また、特に要因は「わからない」という回答は全体で9.8%、「特別な事情により結婚した」は全体で6.1%という結果となっている。

■「結婚希望年齢から逆算して結婚するために計画的に行動した」内容のうち、異性との出会いの機会を増やすためにどのような行動をしたか

「結婚希望年齢から逆算して結婚するために計画的に行動した」と回答した40人に、実際に行動した内容のうち「異性との出会いを増やすために何を行ったか?」と質問したところ、最多は「旧知の知人・友人に積極的にアプローチをした」で、全体で37.5%、男性42.9%、女性31.6%となった。

次いで2番目に多かった回答は「知人・友人からの異性の紹介の機会をうまく利用した」で、全体で27.5%、男性23.8%、女性31.6%。3番目は「マッチングアプリやSNSを積極的に活用した」という回答で、全体で20.0%、男性14.3%、女性26.3%と続く。

ほかには「職場の異性に積極的にアプローチした」が、全体で10.0%、男性14.3%、女性5.3%となった。

異性との出会いを増やすために何を行ったか

<参考>
結婚相手紹介サービス「オーネット」調査『既婚男女の結婚希望時期と結婚年齢に関する実態調査