WeCapitalは、iDeCoに加入している人を対象に、「iDeCoユーザーの投資意識」に関する調査を実施し、その結果を公表した。
■iDeCoの掛金は毎月「2万円以上~3万円未満」が最多
iDeCoで運用している商品は何か聞いたところ、「投資信託(元本変動型商品)」が81.3%、「定期預金・保険(元本確保型商品)」が18.7%という結果に。投資信託(元本変動型商品)を運用している人が大多数であることが分かった。
次に、iDeCoの毎月の掛金はいくらか聞いたところ、「1万円以上~2万円未満」や「2万円以上~3万円未満」と回答した人が多かった。
■2024年12月の制度改正の認知度は約7割
2024年12月に、確定給付型の他制度を併用する場合のiDeCoの拠出限度額が1.2万円から2万円に引き上げられた。この制度改正について、約7割の人が「知っている」と回答。
次に制度が改正され、掛金を増額したか、または検討しているか聞いたところ、「増額した」が25.3%、「増額していないが、増額を検討中」が37.1%、「増額しておらず、する予定もない」が37.6%という結果に。
増額の予定はない人もいたが、約6割の方がすでに増額した、あるいは検討中であることがわかった。
■iDeCoを利用している理由は「税制優遇があるから」が最多
iDeCoを利用している理由を聞いたところ、「税制優遇があるから」と回答した人が最も多く、次いで「老後資金を準備したいから」「公的年金だけでは不安だから」が続いた。約7割の人が、税制優遇があるといった理由でiDeCoを利用していることが分かった。
また、老後資金の準備や公的年金だけでは不安といった背景もiDeCoを利用している理由として多いことが明らかに。
次に、iDeCoで不便に感じる点を聞いたところ、「受け取りが60歳以降に限定されている」と回答した人が最も多く、次いで「途中解約ができない」「手続きや管理が複雑」が続いた。
iDeCo利用者の多くが、制約や手続きなどの複雑さに不便を感じていることが分かった。
【調査概要】
調査期間:2024年12月5日~2024年12月6日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査人数:1,012人
調査対象:調査回答時にiDeCoに加入していると回答したモニター
調査元:WeCapital
モニター提供元:PRIZMAリサーチ
<参考>WeCapital『「iDeCoユーザーの投資意識」に関する調査』