INDEX
メルカリは、自治体による「メルカリShops」での販売について、1年間の販売実績等をまとめ、発表した。
自治体による「メルカリShops」での販売は、2021年11月25日に山田町(岩手県)が町内で統廃合となった学校の備品を販売したことから始まったという。2023年末には28自治体で販売し、2024年には22自治体が新たに加わり、現在は50自治体等にまで広がったとしている。
■「メルカリShops」2024年販売実績
2024年1年間の自治体による販売数は5,514品、売上は11,489,604円。そのうち10月1日から12月31日までの直近3カ月間の実績は、1,954品、5,052,699円と、1年間の販売総額の約半分をこの3カ月で販売したという。
■「メルカリShops」2024年販売額
2024年1年間で最も販売額が高かったのは、1,460,000円を販売した三島市(静岡県)。
三島市は2023年9月に市民から集めた粗大ごみの販売を開始、現地引き取りの特性を活かして購入者に商品の印象や他に購入したい商品をヒアリングして次の出品に活かすなど工夫を凝らした取り組みも行い、多くのメディアでも取り上げられたとのことだ。
販売額ランキング(2024年1月1日〜12月31日)
1位:三島市(静岡県)1,460,000円(2023年:335,000円6位)
2位:三次市等(広島県)879,230円(2023年圏外)(2ショップ合計)
3位:加茂市等(新潟県)858,930円(2023年:799,080円2位)(2ショップ合計)
4位:岡山市(岡山県)825,100円(2023年:503,800円4位)
5位:瀬戸市(愛知県)762,000円(2023年圏外)
また、2024年10~12月の販売額が最も高かったのは、655,000円を販売した仙北市(秋田県)という結果に。
仙北市は、2023年3月に自治体の不要備品の販売を開始、全国で初めて消費期限直近の防災備蓄品を販売したという。
2位、3位はどちらもこの3カ月に販売開始した自治体で、11月に販売開始した岐阜市(岐阜県)が632,910円、10月に販売開始した河津町(静岡県)が519,000円と続いた。
販売額ランキング(2024年10月1日〜12月31日)
1位:仙北市(秋田県)655,000円(7~9月圏外)
2位:岐阜市(岐阜県)632,910円(初)
3位:河津町(静岡県)519,000円(初)
4位:三島市(静岡県)473,500円(7~9月:275,000円2位)
5位:三次市等(広島県)340,310円(7~9月:157,190円8位)(2ショップ合計)
■「メルカリShops」2024年販売数
2024年1年間で最も販売数が多かったのも1,069品の三島市(静岡県)という結果に。
次いで販売数が多かったのは、1,032品の岡山市(岡山県)、642品の掛川市等(静岡県)だった他、7位までは粗大ごみの販売を行っている自治体が続きました。
2位の岡山市は、2023年3月に販売開始した自治体で、元々、市内2箇所のリユースぷらざで、持ち込まれた家具などのリユースを行っていましたが、そのうち「東部リユースぷらざ」でのリユースを運営するシルバー人材センターの職員などと連携して「メルカリShops」でも実施しています。
販売数ランキング(2024年1月1日〜12月31日)
1位:三島市(静岡県)1,069品(2023年:261品4位)
2位:岡山市(岡山県)1,032品(2023年:324品1位)
3位:掛川市等(静岡県)642品(2023年:148品6位)
4位:名古屋市(愛知県)521品(2023年:257品5位)
5位:蒲郡市(愛知県)485品(2023年:143品7位)
10~12月の直近3カ月で見ると、販売数が多かったのは、300品を販売した三島市(静岡県)、次いで259品の岡山市(岡山県)、3番目の河津町は10月開始から約2カ月で218品を販売、4番目の岐阜市(岐阜県)は11月からの販売で212品を販売したという。
販売数ランキング(2024年10月1日〜12月31日)
1位:三島市(静岡県)300品(7~9月:234品2位)
2位:岡山市(岡山県)259品(7~9月:273品1位)
3位:河津町(静岡県)218品(初)
4位:岐阜市(岐阜県)212品(初)
5位:蒲郡市(愛知県)201品(7~9月:127品5位)
■「メルカリShops」2024年フォロワー数
2024年末時点で、フォロワーが最も多かったのは、三島市(静岡県)の6,510人で、初めて西宮市を抜いて1位に。次いで、この間常にフォロワーが最も多かった西宮市(兵庫県)の4,563人、名古屋市(愛知県)の4,461人と続いた。
フォロワー数ランキング(2024年12月31日現在)
1位:三島市(静岡県)6,510人(2023年:3,125人3位)
2位:西宮市(兵庫県)4,563人(2023年:4,315人1位)
3位:名古屋市(愛知県)4,461人(2023年:3,185人2位)
4位:山形市(山形県)2,666人(2023年:1,248人9位)
5位:室蘭市(北海道)2,442人(2023年:2,405人4位)
2024年1年間でのフォロワー数の増加を見ると、三島市(静岡県)が3,384人増とこの1年だけでも2倍近くにフォロワーを増やしたことが明らかになった。2番目に増やしたのが11月に販売を開始した岐阜市(岐阜県)で1,503人増。
フォロワー数は販売開始時に増える傾向が強い中、3番目に山形市(山形県)が1,418人増、4番目に名古屋市(愛知県)が1,276人増となったのも今回の特徴だったという。
フォロワー増加数ランキング(2024年1月1日〜12月31日間)
1位:三島市(静岡県)3,384人増(2023年:2,203人1位)
2位:岐阜市(岐阜県)1,503人増(初)
3位:山形市(山形県)1,418人増(2023年:435人4位)
4位:名古屋市(愛知県)1,276人増(2023年:552人3位)
5位:河津町(静岡県)1,097人増(初)
さらに、短期間の3カ月間での増加を見ると、最もフォロワーを増やしたのは、岐阜市(岐阜県)の1,503人増、次いで河津町(静岡県)の1,097人増、岩国市(山口県)の302人増と、いずれも販売開始したばかりの自治体という結果に。
フォロワー増加数ランキング(2024年10月1日〜12月31日間)
1位:岐阜市(岐阜県)1,503人増(初)
2位:河津町(静岡県)1,097人増(初)
3位:岩国市(山口県)302人増(初)
4位:三島市(静岡県)171人増(7~9月:96品9位)
5位:名古屋市(愛知県)166人増(7~9月:143品5位)
<参考>
メルカリ『【新年企画】「メルカリShops」での自治体販売は50自治体まで拡大。年間総額は1,000万円超え、全4部門で三島市が1位に』