福岡県八女市を拠点とする成央建設は、福岡県内で初めて3Dプリンタを活用した土木工事に着手すると発表した。

3Dプリンタにて制作されたブロック

建設用3Dプリンタの導入は、建設現場における人手不足の解消や工期短縮への大きな期待が寄せられており、全国的にも注目を集めているという。

今回採用する3Dプリンタ技術は、従来の建設方法と比較して、工期の大幅な短縮や労働力の効率化が可能。また、同技術は高精度な施工を実現し、品質向上にも寄与するとのことだ。

また、採用するPolyuse(ポリウス)社の3Dプリンタは、これまでに全国で徐々に導入が進んでいるが、福岡県では今回が初めてのケースとなる。

同社の3Dプリンタは、特殊なコンクリート材料を用いてブロックや構造物を迅速かつ高精度で製造できることが特徴。地域の建設業界における新たなモデルケースとなることが期待されるとのことだ。

Polyuse社の3Dプリンタ