東急リゾーツ&ステイは、廃食油の持続的な再活用に向けて、同社が運営を行う44のリゾート施設内のレストラン等で使用済みとなった廃食油21.32トンの回収を行ったことを発表した。

廃食油回収の様子

東急不動産は、2024年2月より廃食油を持続可能な航空燃料(以下、SAF)の原料として活用する取り組みに着手し、廃食油の再利用を目的に、社吉川油脂による回収を2024年5月から東急リゾーツ&ステイの運営施設22施設で開始。

回収開始から7カ月間で施設数を44施設へ増やし、累計で約21.32トンの廃食油の回収が行われたという。

内訳はホテル24施設で10.524トン、ゴルフ場15施設で5.558トン、スキー場4施設で4.849トン、その他1施設で0.39トンとなっている。

現在、回収した廃食油は吉川油脂によって約40%が家畜などへの飼料、約20%が工業用原料(インク、石鹸、アスファルト)、残りの約40%をSAFの原料として再利用を行っているという。

なお、今冬は全スキー場の営業が開始すると全46施設での回収となり、将来的には2027年頃に完成する国内SAF製造プラントへ、同社運営施設で発生した全ての廃食油を提供する予定となっているとのことだ。