ベンドは、「スキルアップ研究所」を通じて実施した「副業の目的とその結果に関する実態調査」の結果を発表した。調査によると、副業の目的として86.5%が「収入増加」を挙げ、年収が50万円以下の人が8割を占めることが明らかになったという。

■調査結果

「現在どのような副業をしていますか?」という質問では、「軽作業」が19.5%で最も多く、次いで「ネットビジネス」が16.5%を占めた。一方、投資関連やサービス業、WEB・動画制作も10%以上を占め、副業の種類は多岐にわたることがわかった。

現在どのような副業をしているか

また、「副業での年収」に関する質問では、72.5%が「25万円以下」、14.5%が「25-50万円」と回答し、8割以上が50万円以下であることが分かった。100万円以上の年収を得ている人は全体の3%にとどまり、副業収入が主たる収入源になるのは難しいと考えられるという。

副業での年収

さらに、副業の目的について「収入を増やすため」と答えた人が86.5%を占め、収入増加が主な動機となっていることが明らかになった。

副業の目的

一方で、本業と関連する副業を選ぶ人は少なく、副業を収入手段として割り切る傾向が見られるとしている。

本業分野と副業分野の比較

今回の調査結果をもとに、同社は「副業が収入増加だけでなく、キャリアの実現にも寄与できる環境の整備が求められる」としており、さらなる制度構築の必要性を指摘している。

<参考>
スキルアップ研究所副業の目的とその結果に関する実態調査』