ハッピーカーズは、30~40代の既婚男性を対象に「働き盛り世代のキャリア形成」に関する調査を実施し、結果を公表した。
■現在の収入で家計が潤っているのはわずか4割
まず、「現在の手取りの平均月収はどれくらいか?」と質問したところ、「30万円~40万円未満」が31.0%で最多、次いで「20万円~30万円未満」24.1%、「40万円~50万円未満」19.9%と続く。
平均月収は30万円前後に集中しており、やや高めの収入層も見受けられる結果となった。
続いて「現在の収入に満足しているか?」と質問したところ、「全く満足していない」が19.7%、ま「あまり満足していない」が37.0%と回答。収入への満足度は低く、6割近くが満足していないことが分かった。
■今後のキャリア形成に希望はあるのか?
「現在のキャリアに満足しているか?」という質問には、「とても満足している」6.6%、「やや満足している」45.0%と、肯定的な意見が約半数ほどあるものの、満足していない人も大きな割合を占めている結果に。
さらに「現在の職場で、将来の昇進やキャリア形成にどの程度可能性を感じているか?」と質問したところ、「全く可能性を感じない」「あまり可能性を感じない」をあわせて7割以上が昇進やキャリア形成の可能性を感じていないことが判明。
また、「将来の昇進やキャリア形成に可能性を感じられない理由(複数選択可)」を質問したところ、「昇進や昇給の限界を感じる」と回答した人が最も多く46.7%、次いで「昇進の枠が少ない」35.0%、「上司や経営層からのサポートや期待を感じない」28.1%と続く。
この結果に同社は、上司や経営層からのサポートや期待の欠如という回答から、組織内のコミュニケーションや人材育成の面で改善の余地があると考察している。
■「仕事」と「家庭や自分の時間」のバランスがとれていると回答したのは6割
「仕事と家庭や自分の時間のバランスがとれていると感じるか?」という質問には、約6割が「十分にとれている」「ややとれている」と回答し、労働環境が一定程度柔軟であることを示唆されたという。
最後に、「あなたが理想とする働き方だと思うもの(上位3つまで選択)」と質問したところ、「安定した収入が得られる」で58.2%で最多、次いで「家庭や趣味と両立できる」45.7%、「成果がきちんと収入につながる」33.5%と続く結果に。
安定した収入を求めつつ、家庭との両立や成果に応じた評価を望む声が多く見られた。
【調査概要】
調査期間:2024年12月17日~2024年12月18日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査人数:1,023人
調査対象:調査回答時に30~40代の既婚男性であると回答したモニター
調査元:ハッピーカーズ
モニター提供元:PRIZMAリサーチ
<参考>
ハッピーカーズ『「働き盛り世代のキャリア形成」に関する調査』