ベルベットジャパンは、全国の10代から60代のフリマアプリを使ったことのある全国の男女363名を対象に「フリマアプリの不安に関するアンケート調査」を実施し、結果を公表した。

フリマアプリの不安に関するアンケート調査

1.フリマアプリ利用者の7割以上が「個人間取引」に不安を感じる

まずはじめに、フリマアプリ利用時における「個人間取引」に対する不安度を調査を実施。その結果、全体の72.2%の利用者が「個人間の取引」に対して何らかの不安を感じていることが明らかとなった。

内訳としては、「とても不安を感じる」が13.2%、「ある程度不安を感じる」が59.0%を占めており、取引に対する懸念が多くの利用者に共通するものであることが示されている。

一方で、「不安をあまり感じない」「全く不安を感じない」と回答した人は27.8%に留まることから、フリマアプリの利用者は取引時に一定のリスクを前提として受け入れていると同社は考察している。

フリマアプリ利用時における「個人間取引」に対する不安度

2.フリマアプリ利用者の不安要因は返品トラブルや個人間取引のリスクが上位に

次に、フリマアプリ利用時における不安要因を調査した結果、フリマアプリの利用者の多くが個人間取引に伴う不安を抱えていることが明らかに。

特に多くの回答を集めたのは、「返品トラブルのリスク」(59.0%)と「取引相手が個人であることによる責任やリスク」(45.2%)であり、これらが利用者にとって最も大きな不安要因となっている。

返品詐欺やすり替えのリスク、取引相手の信用が不透明であることが、個人間取引特有の課題として浮き彫りになったとしている。

フリマアプリ利用時における不安要因

3.フリマアプリ利用者の出品時のストレス要因—詳細情報の登録や写真撮影が上位に

フリマアプリ利用者が出品時に最もストレスを感じるポイントについて調査したところ、出品作業や取引プロセスに伴う手間が、利用者にとって大きな負担であることが明らかとなった。

最も多くの回答を集めたのは、「商品の型番や状態などの詳細情報の登録に手間がかかること」(16.5%)で、出品作業の煩雑さが利用者の心理的負担になっていることがわかる。

次いで、「商品の写真を撮影に手間がかかること」(13.0%)や「適正価格の設定が難しいこと」(12.7%)が挙げられ、商品登録に伴う基本的な作業がストレス要因の中心であることが示された。

さらに、「梱包や発送の準備に手間がかかること」(11.9%)や「個人間でやり取りや交渉をする必要があること」(11.3%)も上位に挙げられており、これらのプロセスが物理的および心理的な負担を増大させていることがうかがえる。

フリマアプリ利用者が出品時に最もストレスを感じるポイント

結果から同社は、フリマアプリの利用者が出品作業の効率化を求めていることを明確に示しているとしている。特に、商品の登録や発送準備などの手間を軽減する仕組みやストレス要因を解消するサポート体制の整備が、ユーザー体験の向上に繋がると考察している。

4.買取アプリの魅力—「手軽さ」と「リスクゼロ」がユーザーの支持を集める

最後の調査では、フリマアプリに加えて「買取アプリ」の魅力についてユーザーの意識を調査したところ、ユーザーが最も魅力を感じるポイントは「写真だけで商品登録が完了する手軽さ」が49.3%と最多に。

この結果に同社は、フリマアプリの出品作業で負担となる「商品の詳細情報の登録」や「写真撮影の手間」が、買取アプリでは大幅に軽減されるため、ユーザーにとって非常に魅力的な要素と捉えられていることを示したとしている。

続いて、「返品やすり替えの心配がない」(35.5%)や「梱包材の準備や送料負担の必要がない」(33.9%)が高い支持を集めたことで、取引に伴うトラブルや物理的な負担を回避したいというユーザーのニーズが明確に。

フリマアプリでは返品詐欺やすり替えリスク、発送準備の手間が大きな課題とされているため、これらを解消できる買取アプリが支持されるのは納得の結果だと同社は考察している。

フリマアプリに加えて「買取アプリ」の魅力についてのユーザー意識

<参考>
ベルベットジャパン『フリマアプリの不安に関するアンケート調査