漆の製造・販売を手がける佐藤喜代松商店は、誰もが気軽に漆を体験・体感できる空間の提供を目的に、付帯施設「ここきよ」を2025年1月18日にオープンすると発表した。

©Alexandre Ferdinand Maubert

「ここきよ」は、漆産業の「伝統と革新」を掲げる佐藤喜代松商店が中心となり、「小さく豊かに暮らす。」を標榜する日用品メーカー、COCOOが参画して作り上げた空間。

施設内では、伝統的な金継ぎ体験や本漆を使った新しい漆製品の製作が体験でき、製作した作品をその日のうちに持ち帰ることができるという。

また、COCOOの漆タンブラー「KISSUL」や紙漆カップ「KOMLA」の製造工程を直に見ることができ、COCOOのものづくりの根幹や漆職人の姿をより身近に感じるこることが可能。

同社は、あらゆるものづくり産業のつくり手、使い手、伝え手の出会いの場として、また漆の未来を語りあえる場として、誰もが漆に関わりたくなるような柔軟で有機的な空間を提供するとしている。

■施設概要

施設名称:ここきよ
所在地:京都府京都市北区平野宮西町105(佐藤喜代松商店 建屋西側)
オープン:2025年1月18日 ※製造工場は2024年11月より一部稼働開始中