三菱電機は、従業員の自律的なキャリアデザインを支援し、本業以外の経験や学びを新たな価値創出に活かすことを目的として、社内外副業制度「EGG(Expand your work for Growth & to Gain fulfillment)」を導入すると発表した。

同制度は、2024年10月から社内副業のトライアル運用を開始しており、2025年9月末までに正式導入予定だという。社外副業については2024年12月より運用を開始しているとのことだ。

■「EGG」の制度概要

(1)社内副業

対象者:一部対象者を除く同社社員
内容:社内の他部門が掲げる副業テーマに応募し、面接を経てマッチングが成立すると副業が可能になる。所定就業時間の約20%を目安に従事する。
目的:担当業務とは異なる社内の仕事に挑戦することで、業務の幅を拡大し、成長ややりがいの向上を期待。
評価:副業成果は原則として人事評価の対象となる。
運用開始:2024年10月よりトライアル運用中、2025年9月末までに正式導入予定。

(2)社外副業

対象者:同社が直接雇用する従業員
内容:個人事業主やフリーランスとして就業時間外や休日に社外副業が可能。ただし、競業禁止や会社への事前届出が必要。
目的:社外での活動を通じて新たなスキルや知識を獲得し、社会との繋がりを強化することで成長やウェルビーイング向上を図る。
運用開始:2024年12月1日

同社は「人的資本経営」を推進しており、従業員が主体的にキャリアに向き合い、成長を遂げる「キャリア自律」を重視しているという。「EGG」は、従業員が社内外で新たな業務に挑戦することで、スキルや知識を獲得し、心理的充足感やウェルビーイングの向上を目指す取り組みであるとのことだ。