大阪ガスは、全時間帯でカーボンフリー電力供給を目指す国連主導の国際イニシアティブ「24/7 Carbon Free Energy Compact(以下、24/7 CFE Compact)」に加盟したと発表した。日本のガス事業者として初めての加盟となる。
24/7 CFE Compactは、電力の完全な脱炭素化を目指して2021年に発足した国際的な枠組み。加盟者は、電力の需要量とカーボンフリー電力の供給量をリアルタイム(1時間単位)で一致させることにより、カーボンフリー電力の普及を促進するという。2024年11月25日時点で、165者が加盟しており、大阪ガスは日本で9者目の加盟となる。
大阪ガスの子会社であるDaigasエナジーが販売する電気料金メニュー「D-Green」は、再生可能エネルギー(以下、再エネ)100%の電力を供給しており、24/7 CFE Compactの考え方に適合するという。
大阪ガスは、24/7 CFE Compactへの加盟とD-Greenの提供を通じて、全国の環境意識の高い顧客のニーズに応えるとともに、顧客のCO2排出量削減と企業価値の向上に貢献するとしている。
また、Daigasグループは、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、2030年度までに国内外で500万kWの再エネ電源の普及を目指す方針を示している。