ジェイックは、20代の正社員を対象に「週休3日制の使い方」に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。

■週休3日制の導入:1位「希望する」、2位「どちらかといえば希望する」

週休3日制の導入を希望するか聞いたところ、「希望する」が51.5%、「どちらかといえば希望する」が35.3%、「どちらかといえば希望しない」が9.3%、「希望しない」が3.9%だった。

「希望する」と「どちらかといえば希望する」を合わせると、8割以上の人が週休3日制の導入を希望していることが分かった。

週休3日制の導入を希望するか

■現在の休日の過ごし方:1位「趣味・娯楽」、2位「睡眠・休息」

現在の休日の過ごし方について、あてはまるものを聞いたところ、「趣味・娯楽」が67.8%、「睡眠・休息」が42.9%、「家族・友人と過ごす」が29.8%で上位となった。

現在の休日の過ごし方

■週休3日制が導入されたら、増えた休日で取り組みたいこと:1位「スキルアップや資格取得の勉強」、2位「趣味・娯楽」

週休3日制が導入された場合、増えた休日で新しく始めてみたいことや、現在よりもさらに時間をかけたいことを聞いたところ、「スキルアップや資格取得の勉強」が40.5%、「趣味・娯楽」が40.0%、「運動など健康維持の活動」が38.0%で上位に。

現在の休日の過ごし方と比較すると、「運動など健康維持の活動」が28.2pt、「スキルアップや資格取得の勉強」が27.8pt、「副業」が8.3pt増加する結果に。

現状では十分に取り組めていないものの、週休3日制が導入され休日が増えた場合、新たに取り組んでみたいというニーズが明らかになった。

週休3日制が導入された場合、増えた休日で新しく始めてみたいことや現在よりもさらに時間をかけたいこと

■週休3日制の導入を「どちらかといえば希望しない」「希望しない」理由(自由記述・一部抜粋)

冒頭の設問で、週休3日制の導入について「どちらかといえば希望しない」「希望しない」を選択した人にその理由を聞いたところ、以下の回答があがった。

●業務負担が増える不安
・一日あたりの仕事量が増える可能性があるから
・週休3日になるとその分、他の日の働く時間が長くなると思うから
・休日が増える分、残業時間が増えると思うから
・1日あたりの就業時間が伸びると、集中が続かないから
・仕事の効率が悪くなると思うから
・今はまだ実力が足りないため仕事が追い付かないから
・週4で業務を達成できるか不透明だから
・お客様のために平日はあまり休みたくないから

●収入への影響の懸念
・給与が減りそうだから
・給料が減ると困るから

●休日の取り方に関する希望
・週休2日で働き、お盆やお正月にまとめて休みが欲しいから
・年間で同じ休日数なら、週休3日よりもまとまった休みを取りたいから

仕事に対する意欲
・仕事が好きだから
・仕事を楽しんでいるため
・働きたいから
・経験を増やす機会が減るから

●その他
・3日では休みが多すぎると思うから
・特にやることがないため、だらけるよりは働いていたいから
・仕事に向かうのが億劫になる可能性があるから

【調査概要】
調査名称:「週休3日制の使い方」についてのアンケート
調査対象:同社の就職支援サービスを利用して就職・入社した20代の正社員
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2024年10月10日~10月30日
回答者数:205名

<参考>ジェイック『「週休3日制の使い方」に関するアンケート調査