セガエックスディーは、国内のゲーミフィケーション事業者216社を14カテゴリーに分類した「国内ゲーミフィケーション業界カオスマップ 2024年度版」を公開した。同カオスマップは、2022年度版から数えて3回目の公開となる。
2024年度版では、前年の198社から18社増加し、216社を掲載。特に「ヘルスケア」の分野が9社増加し、ゲーミフィケーション業界で注目される領域となっているという。また、「受託/DX含む」と「業務支援/ゲーミフィケーションツール」の分野でも、それぞれ3社の増加が見られたとのことだ。
同カオスマップにおける「ゲーミフィケーション」の定義は、日本ゲーミフィケーション協会の定義「ゲーム要素を活用してやる気を高めるもの」と経済産業省 GDX人材育成事業での採択定義「ゲームの性質を踏まえた利活用」を採用し、さらにガートナーの定義を加えた幅広い理解をもとに作成されているという。
カオスマップに掲載されている事業者は、国内向けに事業を行っており、ゲーミフィケーション関連のソリューションやサービスを提供している事業者のみが対象となっている。各事業者は、提供サービスの特性や業界ごとに14カテゴリーに分類されており、法人間取引を行う「BtoBソリューション」や「BtoB受託」、生活者向けサービスを提供する「BtoC, BtoBtoC」など、提供サービスの対象別に整理されている。
セガエックスディーは、DXや顧客体験の重要性が高まる中で、ゲーミフィケーションの有用性が再認識されている現状を踏まえ、業界認知拡大を目的に同カオスマップを制作したとしている。