近藤建設は、大宮区大門町において新建材「CLT」と鉄骨造のハイブリッド構造ビル建設の着工したことを発表した。

(仮称)大宮区大門町テナントビル5階建てプロジェクト完成イメージ図

CLTとはCross Laminated Timberの略称で、ひき板を並べた層を、たてよこ交互に重ねて接着した⼤判パネル材を指す。耐⽕・耐震性にも優れ、コンクリート並みの強さがあり、鉄⾻・鉄筋コンクリート造に代わる新しい構造体として、近年各国で急速に広がっているという。

また、CLTパネルは国内の伐採期を迎えた森林資源(間伐材)を材料にしているため、未来に優しい、エコロジカルな素材であるとともに国産材の活⽤としても注⽬されているとのことだ。

加えて、工場内で一部の材料を組み立ててから現場に搬入するため、現場での工種を減らすことができ、施工工期の短縮を図ることが可能。また、少ない工種で施工が可能であることや接合具がシンプルであることから、木工事作業者による業務領域を他の職方でも扱える建材料として領域を広げる期待できるという。

■建設概要

⼯事名称:(仮称)大宮区大門町テナントビル5階建てプロジェクト新築工事
建築地:埼⽟県さいたま市大宮区大門町二丁目26-1、26-2、30-4(番地)
構造:鉄骨造+CLT耐震壁利用地上・5階建
使⽤CLT:79.93立方メートル
建築⾯積:255.77平方メートル
延床⾯積:1.272.31平方メートル