約6割がふるさと納税の利用経験あり　うち9割が「今後も利用したい」と回答　実施タイミング1位は「年末」

家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する400Fは、ふるさと納税に関して利用状況の実態を探るべく、全国の『オカネコ』ユーザー640人を対象に「オカネコ ふるさと納税の利用意向調査」を実施し、その結果を公表した。

■利用経験者 57.0%。うち95.9％は「今後も利用したい」、93.7％が「利用を勧めたい」と回答

ふるさと納税の利用経験について聞いたところ、「利用している・したことがある」と回答した人は57.0%、「利用したことがない」と回答した人が43.0%という結果に。

また、「利用している・したことがある」と回答した人に、今後の利用意向として当てはまるものを聞いたところ、「今後も利用したい」が95.9％、「今後は利用したくない」が4.1％という結果に。

さらに、「利用している・したことがある」と回答した人に、ふるさと納税について迷っている友人や家族、知人がいた場合、自身の心境として当てはまるものを聞いたところ、「利用を勧めたいと思う」が93.7％、「利用を勧めたいと思わない」が6.3％となった。

利用者の再利用意向や推奨意向は高く、満足度が高い制度であることが伺える。

■未利用者は、「利用開始時の手続きの複雑さや手間」を理由に挙げる方が多数。手続きサポートサービスの需要性あり

ふるさと納税を「利用したことがない」と回答した人に、ふるさと納税に対して自身の思う気持ちとして当てはまるものを聞いたところ、「何から始めていいのか分からない」「手続きが面倒」「収入が少なくてできない」「制度がよく分からない」などの回答が上位に。

利用開始時の手続きの複雑さや手間を理由に挙げている回答も多く、手続きサポートサービスの需要性が伺える。

■利用者に聞くふるさと納税利用タイミングは？1位「年末」50.7％、2位「キャンペーン期間に合わせて」33.2％

ふるさと納税を「利用している・したことがある」と回答した人に、自身がふるさと納税を利用するタイミングとして当てはまるものを聞いたところ、「年末（10～12月）」が最多となり、次いで「利用しているふるさと納税サイトのキャンペーンに合わせて」「特に決めていない」が続いた。

■3人に1人が「ふるさと納税をきっかけに家計・資産形成の見直しや検討を実施」

ふるさと納税をきっかけに、家計の管理や資産形成について見直したり、考えたことはあるか聞いたところ、「はい」が35.2％、「いいえ」が64.8％という結果に。

さらに、「はい（ふるさと納税をきっかけに、家計の管理や資産形成について見直したり、考えたことがある）」と回答した人に、その具体的な内容を聞いたところ、「家計（収入・支出等）の見直しをした」「その他の節税方法を検討した」「資産運用方法の見直しをした」「投資額の見直しをした」などが上位となった。

3人に1人は、ふるさと納税をきっかけに家計・資産形成の見直しや検討を実施していることが分かった。

【調査概要】
調査名：オカネコ ふるさと納税の利用意向調査
調査方法：WEBアンケート
調査期間：2024年11月1日～2024年11月4日
回答者：全国の『オカネコ』ユーザー640人
回答者の年齢：20代以下4.7%、30代 18.0％、40代 26.4％、50代 30.9%、60代 以上20.0％
回答者の世帯年収：400万円未満25.2%、400万円以上600万円未満20.2%、600万円以上800万円未満15.9%、800万円以上1,000万円未満12.8%、1,000万円以上1,200万円未満6.6%、1,200万円以上10.0%、分からない9.4%

＜参考＞オカネコ『オカネコ ふるさと納税の利用意向調査』