JR東日本・長野県ら、没入型遠隔観光体験の実証実験を銀座NAGANOで開始 五感での体験が地域への訪問や購買行動に繋がるか検証

東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)、日本電気(以下、NEC)、長野県、ビーマップは、信州首都圏総合活動拠点(以下、銀座NAGANO)において、実証実験を行うと発表した。

同実証では、現地で感じられる感覚を遠隔地で体感できる新しいバーチャル技術(以下、没入システム)による遠隔観光体験が、UX(※)と行動変容にどう影響するかを検証するという。

没入システムでは、日本三大そばの1つ、長野県長野市の戸隠地区に伝わる「戸隠そば」に焦点を当て、没入システムのブース内で栽培地の気候・風土・環境、そば打ちの様子などを香りも含めて仮想的に体験しながら、そばの試食等のリアル空間でのコンテンツも併せて提供するとのことだ。

■実証実験について

(1)概要
同実証では、没入システムを用いたリアルな遠隔観光体験が、長野県および長野市戸隠地区への誘客や地域産品の購買促進にどのように影響するかを検証。そば試食などのリアル空間でのコンテンツも併せて提供するため、遠隔体験のみならず、リアルも含めた五感での体験が可能。

没入システムイメージ

(2)没入システムによる遠隔観光体験イベント
実施期間:
2025年1月11日~1月15日

定員:
各日1回あたり8名(予約制・先着順)

体験場所:
「銀座NAGANO」イベントスペース(東京都中央区銀座5丁目6-5NOCOビル2F)

体験内容:
①店舗での受付後、没入システムの説明を受ける
②没入システムのブースで、「戸隠山・鏡池→戸隠神社(中社・奥社)→そば畑→そば打ち→新そば献納祭」の没入型映像を視聴。1月13日・14日開催時は撮影地の長野市戸隠地区と中継を結び、現地からの最新情報をライブ配
③視聴後、リアル空間にて長野県信州そば協同組合から信州そばについて案内するとともに、茹でたての信州そば(乾麺)を試食。気に入った試食品は、その場で購入可能
④体験アンケートに回答
⑤長野県への旅行情報等を案内

鏡池/戸隠のそば畑/戸隠そば

試食を予定している信州そば(乾麺):
1月11日柄木田製粉
1月12日戸隠そば山口屋
1月13日信州戸隠そば
1月14日戸隠そば山口屋
1月15日霧しな

(3)同実証の体制
以下の通り。

同実証の体制
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