IBJが運営する、婚活アプリの「ブライダルネット」は、マイナンバーカードを活用したオンライン本人確認(eKYC)機能を新たに導入したことを発表した。

ICチップ読み取りには、ポケットサインの本人確認サービス「PocketSign Verify」を採用。これにより、従来の運転免許証等の公的書類を撮影する本人確認に加え、ICチップを利用した厳格な本人確認が可能となったとのことだ。

■マイナンバーカードICチップ読み取りによる本人確認の流れ

1.本人証明書の提出画面で「マイナンバーカード スキャン認証」を選択。

2.マイナンバーカードのパスワードを入力し、スマートフォンにマイナンバーカードをかざすと、認証が即座に完了。

3.認証が完了したユーザーには「本人確認済み」を示すバッジが付与され、マッチング後のメッセージ送信が可能となる。

マイナンバーカードICチップ読み取りによる本人確認の流れ

従来の運転免許証等の公的書類を撮影する本人確認では、事務局による審査に一定の時間を要していたが、マイナンバーカードのICチップ読み取りでは即時に認証が完了するのがメリットとなっている。

ブライダルネットでは、行政サービスに利用される「マイナンバー(個人番号)」は一切使用せず、「氏名」「生年月日」「性別」を公的データとして取得し本人確認に利用。また、入力されたマイナンバーカードのパスワードを保存することはないとしている。

生年月日の情報は、インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律に基づき、利用者が児童ではないことを確認する目的で取得。これにより、20歳未満の方のサービス利用を防止。

同社は、ユーザーが安心して真剣な出会いを見つけられるサービスを目指し、引き続きさらなる安全性と利便性の向上に努めていくとのことだ。